みんながみんな不器用で生きるのも恋するのもヘタクソで切ない。レスリーの影あるクソ男っぷりは最高。そして最後の最後に全部かっさらっていくトニーも最高。ウォン・カーウァイは好きじゃない、というか好きと言…
>>続きを読むどれだけ濃密な時を過ごしても呆気なく別れ忘れ去ったかのように思えた女性を時が経ち、その最期の瞬間に思い出す。
王家衛作品における音楽、色彩、衣装、役者たちの視線、その全ての質感はいずれ消えていく生命…
全体的に暗くて湿度のある画面。熱帯雨林。公開当時に観た人が受けた斬新な印象はすごいものだったに違いない。
儚い…。出会って、別れて、すれ違って、死ぬ人は死ぬ。一瞬だ。でも、生きることは続いていく、…
■「九龍城砦」での撮影~■
1950年代から1990年代半ばにかけて、香港に流入した大量の移民がスリム街を作った。
それが、「九龍城砦」。
犯罪がはびこり、ひどい衛生状態であった。…
香港映画というものを初めて見たのだが、全体的に暗い青という印象で、雰囲気がノスタルジックで素敵だった。無駄なセリフがないのが良い。全てを説明するのではなく、焦らすほどの間を持って流れていくのが良い。…
>>続きを読む頽廃的で女好き、だけどどこか闇が見え隠れして繊細さすら感じられるレスリー・チャンの唯一無二な佇まいが至高。 すれ違い恋愛群像劇だけれど、完全にハッピーエンドよりもこういう切ない系の方が断然好み。ラテ…
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