ローマ帝国の転換期と資本主義の相関。
ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ。
正直に言って、鑑賞後暫く経った今でも理解には程遠い作品である。
本作は現代の若者が、民主制から独裁を経、帝政へ…
車内の移動ショットが捉えるフロントガラスのフレーム。ローマ市内の大通りから細い路地へ、フレームは生活する市民の姿を見つめながら3度にわたる移動ショットの中で観客の意識をフレームの外から響く環境音へと…
>>続きを読む歴史を知ることと、歴史から学ぶことの境界線を越えられそうで越えられないのが現代人の課題だなぁ、と考えながらローマをドライブするカットをぼんやり眺めてた
急に金持ちっぽくて偉そうな感じの古代ローマ人出…
まずタイトルが素敵なのと、スーツを着た現代の青年に古代ローマ人が共和政ローマの醜いお金の話をするという設定だけでかなりワクワクした。
めちゃくちゃ長い車内の映像(フィルムの時代にこんなに長回しができ…
この映画はまさしく「歴史の授業」なのだけど、僕らのイメージする通常の授業とは全く異なり(ミニマルダブのトリップ感をもった)体感型の授業であり、映画の体験としても素晴らしいものだった。
「歴史の授業…
ベルトルト・ブレヒトの未完の長編小説「ユリウス・カエサル氏の商売」をストローブ=ユイレが映画化。撮影はレナート・ベルタ。ストローブ=ユイレは執拗だ。車内からのローマの街中の移動撮影が執拗に続く。いつ…
>>続きを読むジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ監督作品。
すごい変な映画。男が街中をのろのろ運転するシーンと、その男が古代ローマのおじさん達からカエサルについての話をひたすら聞くシーンだけで構成され…
歳の離れすぎた先輩の長話にひたすら付き合う若手。自分の経験上こういう話は大体随所に自慢が入るんだが、このおじさんはそういう自己顕示欲をぐっと抑えて非常に明晰に話してくれるので好感。若手も適当な相槌で…
>>続きを読む歴史に疎いから話の内容とかサッパリなんだけど、映画としてはやはり狂ってる。というかいかれてる。ヤバいもん見ちゃった感がほんとにつよい。
しかし少なくとも仕事帰りにそこそこ疲れていてなおかつラーメン…