弟くんからの視点で登場人物を見ると、
パパと姉と姉の夫と自分。
この4人だけ。
湖とその岸辺に建つ古びた家が舞台装置。
家の周りは岩と小石で出来た庭と道。
家の中も温かみの感じられないギシギシ鳴る木…
演出4
演技4
脚本5
撮影4
音楽3
技術4
好み4
インスピレーション4
○「愛が神そのものなんだ。そう考えれば絶望から救われる。空虚が満たされ絶望が生に変わる。しばしの猶予だ。死を迎えるまで…
自分が撮ろうとしていた頭がおかしくなっていく病んだ女は、それ自体ありふれたモチーフではあることは分かっていたが、ベルイマンがきっちりそれを映画にしていたことは知らなかった。たまたまU-NEXTで配信…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
信じることと 縋ることと
誰1人信じることはしていなかった気がするけれど、最後の最後に何か動いたのは確か
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物書きのお父さん。医者の夫と繊細な弟。波の少ない穏やかな海。港の桟橋。並んで歩くも艪を漕ぐも快く移動。屋内の影。壁紙の模様。ひと雨降る。座礁した船倉。扉のすぐ先に立ってこちらを見ている。回転翼の轟音…
>>続きを読む信仰と血縁、呪いのエスプレッソダブル。
壮年の作家ダビッドが、家族を連れ海辺の別荘を訪れる。息子のミーヌスとその姉カーリン、その夫マーチン。家族の時間を和やかに過ごすが、カーリンは精神病院を退院し…
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