このレビューはネタバレを含みます
第34回アカデミー賞外国語映画賞。
イングマール・ベルイマン監督作。
【ストーリー】
作家の父親ダヴィッドは娘カリン(ハリエット・アンデルソン)、その夫マルティン(マックス・フォン・シドー)、そし…
面白い!!
4人の心理のすれ違いが巧みに描かれている
ベルイマン「神の沈黙三部作」の一作目ということでかなり「神」について意識して見ていたがいろんな考えが出た
本作でベルイマンは「神」=「愛」…
宗教、哲学と解釈が容易には難しい。
孤島の無機質でありながら、美術品のインテリアが素敵な映像。清潔感のある衣装も素敵だった。
蜘蛛という醜い物に例えられた神の存在。あちらとこちらを往き来する姉。
弟…
初ベルイマン。61年の作品とは思えないほど洗練されていて、人物の心情を反映した構図の荒涼とした美しさは今観てもハッとさせられる。
登場人物は4人だけで、お話そのものはシンプル。しかし宗教観が絡んで…
久々のベルイマン作品。
「神の沈黙」三部作、一作目。
やはり冷たさを帯び、重たい感じの世界観。
微かに見える光。のしかかる現実。
静寂の中の狂気。
舞台は夏だというのにどことなく寒い。
哲学と思想が…
闇の艶と、影のなめらかさと、光の揺らぎによって切り取られた画が息を呑むほど美しい。そして、白夜の空が窓から覗く夜の闇が、更に幻想的な画を作り出す。
海辺の別荘を訪れた小説家の父と精神分裂症を患って…
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<家族の断絶と神の沈黙>
作家の父、17歳の息子、心の病を持つ娘、娘婿で医師の4人が、島の別荘で夏の休暇を過ごす。穏やかに見えた家族関係だったが娘の精神病を巡って、潜んでいた愛憎が次第に浮き彫りに…
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