今まで見たブレッソン作品では一番難しく感じた。ショット内の情報量が尋常ではなく、脳が疲れた。なのでキャパオーバーした脳味噌は嫌でも睡眠で回復を促そうとする。
そう、終始眠かった。しかし、曖昧な意識…
「青年が拳銃自殺」「自殺でなく他殺」「6ヶ月前」このテロップだけで前振りを済ませる語りの速さに驚く。
ヒロインが青酸カリをテーブルに置いてからの人物の動き、決定的な恐ろしい何かを目撃させられるような…
このレビューはネタバレを含みます
2022.05.01 フォーラム
劇場で観ることができて良かった……
いくらか『ラルジャン』と混同していた
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2019.09.04 DVD
ジャケットに惹かれずっと観たいと思っていた作品。よう…
異色だが傑作。「白夜」に次いで好き。人の配置と動かし方がかっこよすぎて頭抱える。
繋ぎの面白さもあるし(夕食後のテーブル)、いまそこで起こっていることではないショット(テレビ)も挿入する。
いつも対…
このレビューはネタバレを含みます
若者の「知性と厳粛さと美」の映画、と評したひとがいて、見ながら某コピーライターの人をはじめとする年代の人たちのことを考えてしまう、あなたたちが若者だったときのこと。
このときの時代背景で自分は「ノン…
ブレッソンの最も終末論的な作品だそうだが、私にはまだ難しかったようだ。
ブルジョワ層出身の青年が、社会やあらゆる政治思想に反抗的で自殺願望がどんどん強まっていく。
全体的に暗くて映画自体が虚無的…
事件が起きた実際の映像が所々挟まれてたけど、映画はそういう映像に永遠に敵わないと思った。映画のカメラが現場に追いつく頃にはもう遅すぎる。
だからこそバス乗ってる時に事故ったシーンはカメラが車内にいて…
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