全ショットが寸の狂いもなく人間味を感じないほど完璧。陰影の使い方にはドキドキすらする。ペドロ・コスタ、光と影を操る魔術師なのでは…。
冒頭、暗闇が続き開幕ビンタ。父子であることを示唆するが本作は登…
再見。光と影がたまらない、最高。ほとんど真っ暗みたいな画面でも何が起きてるかわかってすごい。画面がキメキメすぎて見てるだけで緊張する。川に死体が上がるあたりまではちょっと眠いけど。ペドロ・コスタこの…
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大傑作。ペドロ・コスタ長編一作目。病弱な弟ニノと共に暮らす青年ビセンテが父親を殺害して埋めるが、不審がった叔父や借金取りによって平穏な生活が邪魔される話。デビュー作から既に凄まじいラ…
どんな感想を書いたらいいのかさっぱりだが、フォーサイスの純粋言語的なダンスのように、ペドロ・コスタ映画も純粋言語的なのかもしれない。なるほど、スクリーンの横縦比がまさに「映画の歴史」であるというペド…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
マジカル!
雷鳴、ぬかるんだ畦道、歪んだ並木、川沿いのささやかなパーティー、夜のリスボンの狭いトンネル道、退屈させないカットバック、溝口健二、ニコラス・レイ、先史時代の怪物、ミディアムショットからク…
いろんな人がレビューで言ってるけど、ファーストショットから、画が決まりすぎてて、やばい。
そして、画もそうだけど、ストーリーもかなり面白い。
省略も多く、説明もないため、解釈し放題な作品ですが、僕は…
冒頭の平手打ちで強烈に目が覚める。こんなに感情豊かなペドロ・コスタ映画は初めてで戸惑っている。バキバキにキマった白黒世界での空しき血の宿命に翻弄される兄弟と見惚れるほど美しい彼女。起伏あるストーリー…
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