【闇の奥に迫る】
■あらすじ
青年ヴィンセントは病に苦しむ父親を安楽死させ、墓地に埋める。
父親の消息に疑問を持った伯父は青年の許にやってきて弟を連れ去ってしまった。一方、父親の負債の返済を求めて二…
ルイス・ミゲル・シントラの右耳にガーゼを付けるキャラクター造形からしてアメリカ映画的なのに、中途半端に高尚ぶって画面外やら引きでのアクション、切り返しの制限をする嫌らしさ。陰影は凄いがそこにも輪郭…
>>続きを読む『お前調子悪いのかよ。さっきからうるせえな。集中できねえじゃねえか。』というセリフが忘れられない。客席でのいざこざで本編の緊張感がより増した
フロントガラスに反射する花火の侘しさ。大切な映画たちを思…
『骨』に続けて『血』を観たらファーストシーンから『骨』と全く違ってて驚いた。コントラストの強い黒白画面にばきっと照明の効いたショットの連なりにBGMと低い遠雷が響いてて、鮮烈でドラマチックで闇と光を…
>>続きを読むムルナウとか横溝みたいな思わず呼吸が止まるような画をデビュー作にして連続で見せつける。それに食らった後、地味に異常な繋ぎで持っていかれる。
明日でイネス・デ・メディロスの存在がバレてしまうのかと思う…
ストーリーを忘れてしまうほど息を呑む映像、あまりにも衝撃的だった
墨を自在に操っているよう
影が全てを司ってていて、光が入っていいタイミングを手懐けている
人の表情や所作に踊りを想起させる何かがあ…
このレビューはネタバレを含みます
『血』は血族の意だったのか、勝手に暴力的なものを想像していた
父親と息子と兄弟と叔父、恋人と借金取りとそれらの関係が次第に理解できていく。
序盤は展開を汲み取るのに意識を集中していてどこか掴めずにい…