映画「哀れなるものたち」に出てくる黒人と老婆のカップルが、この映画が元になってると聞いて、鑑賞した。
アリとエミの2人が醸し出す空気感がすごく良かった。
お互いもっと優しくしましょう。じゃないと…
立場の異なる二人の愛と、差別についての映画。ファスビンダーは、「ペトラ…」や、「ヴェロニカフォス」を観ていたが、本作でその魅力に少し気付くことができた。
後半、二人への嫌がらせが、なくなるが、それは…
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作。
50年代を中心に良質なメロドラマを量産したダグラス・サークによる1955年の名作『天はすべて許し給う』を下敷きに、ニュージャーマンシネマの旗手:ライナ…
(別媒体から感想を転記)
2023/07/29
Bunkamuraル・シネマのファスビンダー特集、始める。
老いたドイツ人と若いモロッコ人の結婚に反感を示す親族や隣人。差別の源は様々。部外者への恐…
このレビューはネタバレを含みます
ここまで万人受けしなさそうな、すごい映画を観てしまった。
クリスタという名前は『TAR』でも出てきたなと思った。
差別の二重構造と偏見の描写がこれでもかというほど衝撃的。
2人でいても感じる孤独。
…
ずっと見たかったけど、DVD吃驚するぐらい高いな…と見れてなかった作品。
母校の大学図書館に置いてた。
こんなにもたくさんの悪意ってフレームイン出来るもんなんや。すご。
チンポ故障って翻訳に思わ…
このレビューはネタバレを含みます
本作は「幸福が楽しいとは限らない」という印象的な一節から幕を開ける。初老の未亡人エミと若いモロッコ人の出稼ぎ労働者アリの結婚生活を表すのに、これ以上の言葉は見当たらない。(これは、ゴダール『女と男の…
>>続きを読む障害を乗り越えようにも、自分たちのなかにもその障害があるのだから事態は困難だった。女は元ナチ党員で、この国の食事に慣れろと言い、職場の新入りをハブることに加担する。男も女はお前のおばあちゃんか?とか…
>>続きを読む© RAINER WERNER FASSBINDER FOUNDATION