ストリートアートをフィルムに収めるという底意地の悪さ。撮影者と対象者が入れ替わる底意地の悪さ。そして後半における底意地の悪さは…東京五輪エンブレム騒動と広告業界の商業的あれやこれやを経た後では笑えま…
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アートの価値とは?という皮肉が効いた作品でした。まさしくバンクシー。
バンクシーのプロデュース(というよりそそのかしのように見えた)で、映画制作の才能がないカメラオタクがいきなりギャラリーを開催し…
いやあ、面白かった。
「ティエリーにかかわる一連の現象は興味深い」シェパードのこの言葉にうなづく。
いいと思う人がいれば成り立つのだな。
彼が作った映画は目が回って具合が悪くなりそうなものだったから…
ドキュメンタリー風フィクションなのかそれともマジのガチで実話なのか。芸術に関する皮肉としては明快な方で、バンクシーはちょくちょくそういうテーマで作品を出していて、アンチテーゼ的な存在としては一貫して…
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