行き止まり、というシチュエーションを用いて停滞=物語が止まった時間 の中に人間を描くという試みは、キャスリンビグローの「ラブレス」とか北野武の「ソナチネ」とかに代表されるように魅力的な題材の1つなの…
>>続きを読む「酒場に来る者は大抵不幸」
「自然は明暗、光と影」
一貫しておどろおどろしい音楽に支配されるなか、陰鬱なサウンドとグルーヴィーなギターサウンドが合わさった劇伴が始まったりもして何とも言い難い雰囲気…
メタ的な構造とか機知に富んだ台詞も多くて、面白い要素はあるんだけど、さすがに物語は退屈だった。
と思ってたら、最後に「物語が入ると生命が逃げるんだ」という台詞で締める。
作家性と商業、金と映画、物…
ポルトガルで撮影中、資金不足で撮影中断せざるを得なくなったドイツ人監督が、アメリカ人のプロデューサーを探す旅に出るヴィム・ヴェンダース監督の自虐ロードムービー。
撮影中断中のスタッフや役者陣をスケッ…
なんじゃ、あの出来の悪いロジャー・コーマンのSFみたいな映像は 笑
ヴェンダースがコッポラ製作の「ハメット」の撮影中断している間に撮った作品らしいが、映画製作の内幕やゴタゴタがよく分かる。「ハメ…
【「映されるもの」の重み―――『ことの次第』】
映画とは何か。物語とは何か。映画における物語とは何か。物語としての映画に価値はあるのか。あるとしたらそれはどのような価値か。
俳優の姿をカメ…