山椒大夫のネタバレレビュー・内容・結末 - 5ページ目

『山椒大夫』に投稿されたネタバレ・内容・結末

主役ではなく、敵役の名前をメインタイトルに持ってくるセンスよ。
主人公である弟の、世知辛い世を乗り越える姿や成長、勇敢な行いに焦点を当てているのなら、タイトルに『陸奥若』とでも付けただろう。
でもそ…

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すすきの野のシーンや入水のシーンが特にうつくしかった。揺れるすすきと広がる水面。
拐われる晩に寝所を作るために枝を折るシーンと成長した二人のシーンとの対比は感動した。


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冒頭で人さらいの話がちらっと出て、子がさらわれるかと思えば呑気な音楽が流れ、親切そうな人が出て来て安心した直後にすぐ絶望させられる。話の運び方が上手。

観音効果で奴隷解放!

個人的に一番見易い溝口作品かと思われますね。
予想が付く内容なので意外性はありませんが、有名な原作ですし。

映像もいつも通り完璧。
入水シーンの波紋は、脳裏に焼きごてで焼き…

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原作既読。

人がまだ人としての目ざめを持たない時代
人の世の嘆きの限りを込めた逸話

「人は慈悲の心を失っては人ではない
 己を責めても人には情けをかけよ
 人は等しくこの世に生まれてきたものだ

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厨子王を逃がす為に命を絶つ安寿、厨子王の両親に必死に会おうとする姿や自らの苦労から考えた向こう見ずな掟の布令、ラストの玉木との再会など、見応えや感動を誘われるシーンは多々ある。

ただそれだけに、古…

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山椒大夫は丹後の人買いで、荘園領主。買ってきた人間を奴隷みたく死ぬまで遣わせて、逃げ出すものには額に焼印を押して見せしめにした。

父の左遷によって陸奥から筑紫国へ移り行く母と幼い兄妹、召使の女たち…

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2017年10月1日鑑賞

溝口作品3作目

安寿と厨子王って聞いたことはあったけど、恥ずかしながら物語を知ったのはこれが初めて!
相変わらず映像の美しさに惚れ惚れしながら観ていたのですが、物語の方…

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父の教えを守り通し、自らを犠牲にしながらも人々を救った安寿と厨子王。言葉以上の犠牲を家族全員が払い、人のために尽くした。その達成感はあっても、母と厨子王の寂しい再会は何ともいえず物悲しい。
安寿の入…

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ほんと救われない物語だった。
ほんの些細なことで人生はここまで狂うのか。そして、妹の自己犠牲、なんでお前がそこまで。。。歯がゆい。

しかし、後半に兄が身分などお構いなしに、御触れを出したことで、希…

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