また初期ハネケ、これも良い。
結末(いや、結末という言い方は相応しくないか? それぞれの生の相貌を切り取っただけだから結末なんてもんじゃない)を書いてもそれで鑑賞に影響のあるような作品ではないから…
71の断片を写して、安易に理解や感情消費させず、視聴者に思考を強制させる。
消費社会は加速の一途を辿って、日夜、ニュースの全体像を把握しただけの不徹底な理解を用いて議論が交わされている。情報過多、関…
ハネケ監督の「感情の氷河化三部作」のうちの1つらしいです。これは、ある事件とそれに巻き込まれる人達の事件までの数日を説明不足なまま観せられます。まあまあの登場人物数で、結構ストレス。そして、ハネケら…
>>続きを読む1993年のクリスマス前にウィーンの銀行で起きた銃乱射事件
その日に向かうまでの犯人と被害者たちの日々…ということだけど
作ってるのハネケだし、善良な人々の幸福な日々が壊されました、という感じではま…
『エレファント』が影響を受けているとのことで楽しみに観ていた。印象に残ったのは孤独で娘からも距離を取られているおじいちゃんである。少年がマンガを読んだりカメラを持つシーンも好き。あのシーンにのみ希望…
>>続きを読むある時点で交わる人間たちをその瞬間までひたすら見つめ続ける1時間半。
ガスヴァンサントが『エレファント』でやろうとしたことはこれではないか。今作はあまりにも映画的に上品に暴力的にやっているけど。
各…
フォーマットが死ぬほどリューベン・オストルンドでビビった。中身は全然違うんだけど。
ニュースの背景という、誰も知り得ないその背景を順に追っていく。見せているだけだが、単純に見せる順番なのか内容なの…
悲惨なニュースに普段、特段の関心を持っていない視線を描いているという考察がその通りだと思った。
場面切り替わりが早いオムニバスタイプの映画だが、時系列順に進むので「パルプフィクション」よりかは圧倒的…