渡辺真起子さんがMariko /MOTHERであること。男は所詮、母親のような人を恋人にするのよ、といったセリフを具現化したかのようなふたり。
同じシチュエーションで起こる違うこと。覚えていない、あ…
三宅唱監督の劇場公開デビュー作。
40歳を手前にし、人生の岐路に立つ俳優ハジ(村上淳)は、現在と高校時代を行き来する。
何かをもう一度見聞きするために録画(記憶)を再生する(playback)するよ…
長年ずっと観たいと思っていた今作品。
やっと観ることができた。
久しぶりに難解な映画を観た。
あまり僕は映画を観て難しいとか感じないのだが、これはあまりにも複雑。
切り替わっていく場面がとてもい…
モンタージュという技法はここまでの表現ができるのかと、映画という芸術の奥深さとエイゼンシュテインの正しさを実感するフィルムだった。
宝石のような輝きをもったひとつひとつショット(一体どうしたらこれほ…
休日ソファで昼寝しながら見る昔の夢の様な、あるいは死ぬ間際の走馬灯の様な、曖昧な映像を二度繰り返す。これも終わりなき日常みたいな、めっちゃ宮台真司イズム感じる。震災(そして離婚)の後の世界の変貌。震…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
言わば遺影の映画。
だからこそこの映画はモノクロームで撮られているのじゃないかと思えてしまうのは、人と人とが隣に居合わせている様で居合わせていない、あるいは遣り取りが噛み合っている様で噛み合っていな…
難解なテキストである。このタイトル通り時系列がプレイバックしたり、走馬灯のように同じ会話が再度違った視点や、編集の切り方で出てくる。
画面は相変わらず三宅監督凄まじく綺麗だし、映像への感覚の鋭さを感…