階段の昇降、部屋の出入、食事や飲酒といった日常的動作がクリスマスを舞台にすると一際映画的な運動になる。ドナルド・マッキャンが卑下するスピーチもラストのボイスオーヴァーによって降り頻る雪とともにアイル…
>>続きを読む期待せずに赴いた36年ぶりの再見でノックアウト。パーティの場面は次々に綴られる参加者たちのエピソードに引き込まれてしまう。狭い屋内空間にも関わらずなんと豊かな表現であることか。そして面倒な酔っ払いを…
>>続きを読む☆クリスマス?の一夜、とある姉妹と姪のアパートで開かれている恒例の晩餐会の様子だけなのですが、視線と音楽と階段と料理で、いいようにされちゃいました。
☆あの曲は、オーグリムの乙女。
☆あの狭い階段で…
来た道と行く道
饗宴と雪道
伝統と退廃
人世と自然
無常と詩情
生と死
来た道を振り返り引き返せぬ遥か遠くに輝く故郷の美しさと、行く道の最果てに垣間見える刹那と永遠
これもまた一つの「…
ダブリン市民はジェイムズジョイスという人が20世紀のはじめに書いた。
それ以外のことはとくに知らない。
わたしは高校生のとき読んだ。
同じ頃ジョンヒューストンがダブリン市民のなかでもっともゆうめいな…