フィリップ・ド・ブロカ監督の「まぼろしの市街戦」が4Kデジタル修復されて今度(18年10月27日)にK's cinemaで上映されるという。
フランス製コメディでかつ反戦をテーマにした映画としては…
「遊びにしては冗談が過ぎる」
何気ないシーンでサラっと出てくるこの言葉が全てを物語っているのではなかろうか。
全然違うだろ!と怒られそうだけど、チャップリンとシュヴァンクマイエルの「ルナシー」を…
このレビューはネタバレを含みます
戦争を良しとして
大量殺人して勲章を貰う
君は国の為によくやってくれたよ
そんな思考にも病名があれば
狂ってるって言われる
なければ言われない。
本当の自分の居場所を見つけられた彼の最後の選択…
聞きしに勝る傑作です。
第一次世界大戦下フランスのとある小さな町。
ドイツ軍によって時限爆弾が仕掛けられているという情報に、それまで暮らしていた人々が街を離れ、残されたのは「精神面に問題あり」とされ…
英軍対ドイツ軍。戦争間際だけど、あることがきっかけで精神異常の人たちが病院から抜け出して街はパレード状態。これによって兵隊もわけわからなくなるっていうストーリー。戦争を扱ってるはずなのに、こんなにも…
>>続きを読む精神病患者だけの街にイギリス二等兵が仕掛けられた時限爆弾を止めに来る話。
精神病患者の言動が、戦争の愚かさを感じさせる。
「最高の旅はこの窓辺にある」という最後のセリフ、フランス語でいうのでめちゃか…
このレビューはネタバレを含みます
静かな映画。人間より高い位置から、かなり引いて撮ることで動作と音に乖離が生まれることもあるが、この町にほとんど「規則」がないことにも因ると思う。もしあるとすれば「苦しまない」ことだろうか。みな同じ方…
>>続きを読む©1966 – Indivision Philippe de Broca