癖が強すぎる…(良い意味)。
リムジンで移動し、1日で10人以上の人格を『アポイント』と演じる謎の男オスカー。
その人格が、物乞いやただの父親、お金持ちの銀行家、人殺しなど、とにかく意味不明。
色…
銀幕短評(#357)
「ホーリー・モーターズ」
2012年、フランス、ドイツ。1時間55分。
総合評価 57点。
つぎのアポ? もし ひとが不死ならば、こういうことは起こるのか? ひとりのス…
某アミューズメントパークにおける「予定調和的な驚き」が代表する、口裏を合わせたかのような感情の消費が要請される資本主義的な演劇(及びその限定性)への諷刺。
「ホーリーモーターズ」において、映画は現…
このレビューはネタバレを含みます
本作はかつて80年代に華々しく登場した「恐るべき子供たち」の1人、レオス・カラックスの作品。
デビュー当時、若者の孤独を詩的な台詞と感覚的な映像にのせて、多くの若者たちに熱狂を博したカラックス監督。…
カラックスクロニクル。
TOKYOに引き続き出てきたメルドは凶暴性が溢れすぎてて本当に好きじゃないけど、パーティで娘迎えに来る父親のパートは凄い好きだったし、ポンヌフの女抱えながら階段上がってるのと…
アート作品を見ているような約2時間。
内容を求めることが野暮なのかと思う。
正直エンドロール流れたときは「なんの話やねん!(笑)」と声に出して突っ込んだけど、あとからじわじわ、一人の役者の人生を1日…
もう一昔になっちゃったけど、カラックスのデビューはほんとに鮮烈だった。鮮烈の半分はカラックスの分身ドニ・ラヴァンにあった。本作も早8年前になっちゃったけどドニ・ラヴァンの鮮烈さはまったく衰えていない…
>>続きを読む(c)2011Pierre Grise Productions-Arte France Cinéma-Pandora Film-Theo Films-WDR/Arte