リヴェットとベッケルはサボったんでひさびさの新文芸坐シネマテーク。
どんなジャンルの作品でも当てはまると思うが、様々な要素があるべき箇所にピタリと的確にバランス良く収まっていると、あまりに自然に見…
当時ポーランドで主流であった社会主義リアリズム映画とは一線を画する。
勤労な鉄道員という共産主義的主人公を魅力的に描写した上で、当時の共産主義の腐敗を描く。もはや敵はスパイなどに象徴されるような外部…
新文芸坐シネマテーク
主人公のじじいと同じような傲慢・頑固・怒りんぼの三拍子揃ったハゲ上司が職場にいるんですが、実際に接しているとマジでストレス半端ないです笑 それはさておき、映画は端的に傑作で…
モノクロの画面を漆黒の汽車が疾走する一発目のカットから心鷲掴み。
1人の機関士が汽車に轢き殺される事故が起きた事件を推測するサスペンスだけど、事件がどうやって起きたかってよりこの1人の時代遅れのオジ…
このレビューはネタバレを含みます
走り抜ける列車を真下から映した映像にクレジットを表示するという始まりなのだが、メチャクチャカッコいい。
列車の長さが足りずリピートされるのはご愛敬だが、監督やるぜ!
ストーリーはベテラン機関士(禿…
無骨で反骨、頑固で強情、一言で言えば「自分、不器用ですから」の高倉健タイプで時代に取り残された一人の誇り高き機関士、いや鉄道員(と書いてぽっぽやと読んでほしい)、どんな世界であれ時代の変わり目にはい…
>>続きを読む ローアングルの固定ショットが捉えた、オープニングに何度もループして暗闇を走る機関車は、吹き出す白煙に包まれて硬質な光沢をウェットで情熱的に輝かせ、老機関士の頑固で清廉な生き様に重なり合う。
事故…