ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩2006年製作の映画)

GAMBLER

製作国:

上映時間:79分

3.3

「ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩」に投稿された感想・評価

横にいるレフン
「FEAR X」で大コケして、借金まみれになって、破産もして、そこから形勢逆転するために、なんとしても「プッシャー2・3」を成功させなければならない。金策に走り回るレフン。大変だ。だけど、このドキュメンタリーを観る限りにおいては、レフンの横にはいつも誰かがいる。アドバイザー(会計士とか)やパートナー(奥様とも、いつも横に並び合う関係)がいて、レフンを支えている。公私ともに、あたたかなファミリーがいる。それってレフンの人柄ゆえのことだろうか。


「プッシャー2」には、犯罪歴があるような素人も多数出演しているらしい。そのなかのひとり、カートはチャーミングなんだけど、台詞を覚えられなかったり、「犯罪歴がある素人が登場」という宣伝文句にイチャモンをつけたりする(そのイチャモンは確かに傾聴すべき点がある)。レフンは、そういった、いわば面倒くさいことにも、丁寧に誠実に対応する。その姿勢は、実にフレンドリー!高圧的なところがない。横に並ぶ友のようだ。カートを家に呼んで、娘ちゃんのおむつ替えしながら話し合ったり、みんなを家に呼んでミーティングしたり、なんて開けっぴろげなんだレフン。


プレッシャー
次作は興行的にも、何としても成功させなければならない。そのプレッシャーやいかに。不安もあるけど、良いものをつくっているという確信もある。ギャンブラー:レフン!とにかく、プッシャー続編が大成功して良かった良かった。レフンの笑顔はかわいい。あー、レフンが奥さんと出会う前に、出会ってたらなあ♪(って、妄想は、ライアン・ゴズリングで何度も経験済みwww)


プシュゥワー
コップの水のなかに入れるタブレット2個。シュワシュワーって。それを、ことあるごとに飲み干すレフン。もしかしたら、それは、ただの炭酸水ということではなくて、胃薬とか鎮痛剤とかの役割を果たすものなのかもしれない。何回も登場したのは、レフンの内心を、それであらわしていたのかも。


---


このドキュメンタリーを観たいがために、プシャー----!じゃなくて、「プッシャー3部作」を購入しました。ふーっ、コンプリートするのって大変💦 
でも私は、レフンにまつわるドキュメンタリーが好きだ。知れば知るほど、レフンが好きになる。
ロアー

ロアーの感想・評価

3.8
デビュー作「プッシャー」が大ヒットするも、3作目の「Fear X」が大コケして、借金まみれになったレフン監督の苦悩のドキュメンタリー映画。「プッシャー2」の撮影も絡んでくるため、マッツもちょこっとでてくるのでマッツ祭番外編も兼ねてポスト✨

とにかく、発砲タイプの胃薬が常にシュワシュワしてる作品💦作中何錠飲んでたか数えたい😂

もうこれ、映画関係者全員観た方がいいんじゃないかと思う😅
デビュー作が大ヒットしてしまったが故の苦悩。次に作るものは前作よりよくなければ、ってクリエイター全ての悪夢だと思う😓デビュー作品の成功すらなかったことにしたくなってる監督の追い込まれっぷりがかわいそうになるけど、全然鬱い映画じゃなくて、むしろ爆笑しちゃう🤣まあ、今でこそ再起して活躍してるから笑える話ではあるんだけど、これだけ弱いところとか恥ずかしいところをさらけ出せるのも強さだと思うので、監督すごいと思う✨

とにかく、借金がどうにもならなくなって、金策のため「主人公を変えたらいくらでも作れる」って言って「プッシャー2」そして「プッシャー3」のプッシャー3部作が生まれたというマジかよな話😂テレビの取材では、もちろん金のためとか言わずにちゃんとした理由答えてるんだけど、そんな自分を家のテレビで見てる監督の表情とか、ひっかけの質問で次回作のヒント貰おうとしてる司会者に口をつぐむ監督とか💦いや、だってヒントも何もそもそも台本まだ書けてないからねっていう話😂

借金返済とか制作費に当てるので「プッシャー2」は、作っても自分たちに金は入らないよ〜「プッシャー3」まで作って初めてお金が入るけど、そのためには3の制作費をもぎ取らないとだし、その前に2の成功と3のしっかりした台本がないとダメだよねって、何この極限状態😅
テスト前、突然部屋の掃除がしたくなる衝動って外国でも同じなんだと知った🤣この先の人生かかってそうな〆切なのに、突然服とか全部移動して大掃除はじめた監督につい笑ってしまう😂

でもまあ、何とか「プッシャー2」の撮影も始まったしひとまず安心ってタイミングで、仕込みかしら?と思わず疑ってしまう程に強烈キャラのカートが登場して、ここからもう大爆笑🤣

リアルにアングラ社会で生きてきた人を採用しようって、オーディションで選ばれたラース役のカート😂
まず「台詞が覚えられない」って言い出したカートに、監督が丁寧に何で覚えられないのか説明してくれるも、話ちゃんと聞いてなかったり「俺だったらこんな台詞言わないから覚えられない」とか言い出す始末の問題児😅
「ふた言は合ってたよ」って、ハグして慰めてあげるマッツ優しいし、それ以上に抱きしめて赤ちゃんあやすみたいに揺らして緊張ほぐしてあげようとしてる監督が優しい✨

というか、何なのこのカート全面サポート体制😂テレビの宣伝でレポーターが「地で行ける俳優を起用した」とか言っちゃったが故に、今度は「俺は役とは違うのに〜テレビで弁明させてもらえないと街を歩けない〜」って騒ぎ出すカート💦もはやカートの存在、私の笑いが限界なのでやめて〜🤣カートのために俳優あつめて会議するも、主演として監督から意見求められたマッツが正論で賛同してくれてるにも関わらず「マッツ 黙っててくれ」とか遮って喋り出すカートに、しまいにはキャストみんなが監督の話をちゃんと聞いてと騒ぎ出したりと、監督の胃に穴あくどころか胃が破裂するんじゃないかと思った😂

って感じで、下手な映画より全然面白いドキュメンタリー🤣「いつまでも夢みてはいられない」って言った奥さんに対して「夢を見てるからこそ最後に成功できるんだ」って返してた監督素晴らしい👏散々弱音吐いてたのに、そーゆー台詞言えるところに才能を感じる✨

あと演技指導のとこで、自分で書いたくせに「エロくてこんな台詞言えない」とか言い出だした監督がかわいかった💕(そのエロくて言えないの、マッツの台詞なんだけど😂)
なのに「股間触るの抵抗ある?無ければ触って」とか言い出したりするので、やはり我々凡人の理解には及ばないレフン監督の魅力たっぷりのドキュメンタリーです😂😂😂
デンマークでは1つの作品としてソフトが出ているドキュメンタリー。日本では限定上映もされたのに「プッシャー」の特典映像に入ってて、今やまるでハナから特典映像みたいな扱いにされちゃったやつ。

個人的には「フィアー・エックス」好きなんだけど興行的に大失敗、負債を抱えたレフン監督(と製作会社)が金策に奔走する様子と、その時期の家族の様子を綴ったドキュメンタリー。

ここまでのどん底を経験してよく這い上がってきたなあ、と感心するばかり。
続編嫌いなレフン監督が借金返済のためにブッシャー続編2本を製作。それがまたよかったもんだから復活できたよね。まるで当初から三部作だったかのような面白さ。
やっぱりプッシャー、ブリーダーで見せた才能は本物だったんだな。

今でこそ大きくなったレフン監督の娘たちだけど、この頃は上の子が生まれたばかりの状態、そんな時に大変な目に遭ってた。
この時を共に支えた奥さん(ブリーダー、フィアー・エックスに出てる)の苦労も想像以上に大変だっただろうね。

これを乗り越えて、プッシャー三部作のあとに、ドラマのお仕事を経て、ブロンソンから非リアリティー路線が続くってのも興味深い。

レフン監督が娘をあやす姿がいいね😆
デビュー作プッシャーがデンマークで大ヒットし、今年デビューの新星、デンマークのスコセッシとまで新聞に祭り上げられたレフン監督が3作目「フィアーX」の興行的失敗で製作会社が倒産、金策に走り苦悩する姿を収めたドキュメンタリー。「プッシャー」のDVD特典。

借金返済のためにプッシャーの続編の2、3と2作連続で製作する事になり、脚本を作らなければならない。繰り返し画面に出てくるのは水に溶けてゆく鎮痛剤。そして、カーソルの進まないパソコン画面。追い詰められて家の大掃除まで始めちゃう。
撮影が始まっても、主要キャストの素人俳優ともめたり、資金繰りに苦しんだり…ますます迷宮に入り込む。
流れてる曲めちゃくちゃかっこいいんだけど、プッシャー2のテーマ曲なのかな?

著名な監督なのに、こんな自虐的なドキュメンタリーに製作OKしちゃう姿勢がすごい。
今作中はほんと追い込まれてます…。
「マイ・ライフ…」のドキュメンタリーでも悩んでたけど、ほんと作家性と大衆受けの間を揺れ動いている監督なんだなあ…と。両立出来るのはほんと稀有な作品。「ドライブ」はほんと凄い。

そして、「ドライブ」でまたまた成功した次作に、「オンリー・ゴッド」を送り出してしまうあたり、やっぱりレフン監督はギャンブラー。
大木茂

大木茂の感想・評価

3.0
自分の会社の危機が載ってる新聞を監督自身が読んでて笑う

550万クローネの負債を返すのにプッシャーの続編など2つの作品を同時に低予算で作る

この崖っぷちの感じがまさにプッシャーじゃん笑

プッシャーってそんな面白くはなかったけど日本でいう「鮫肌男と桃尻女」みたいなもんなのかな?


馬鹿っぽいプロデューサーのせいで安っぽく編集させられて目に見えてダサくなってるの絵に描いたような映画業界の悪いとこの縮図みたいでホント胸糞

この後ドライヴ作るんだから良かったね監督

このフィルム「プッシャー」本編よりもプッシャーしてて面白かったぞ
顔夕

顔夕の感想・評価

-
「FEAR X」が大コケして借金背負うことになってヘコんでるレフンのドキュメンタリー。「プッシャー」の特典映像。
今やレフン節全開で13時間もあるドラマを撮ってたりしてるけど、こんな大変な時期もあったってことを知ってなんか元気出たような気がする。
レフンの映画オタクっぷりもよく分かる(家に巨大な「食人族」のポスターとか貼ってある)
無

無の感想・評価

3.3
「FEAR X」が大コケし多額の負債を負ってしまった監督が新作を2本同時に製作しヒットさせ借金を返済しようと一発逆転を狙うドキュメンタリー。

「プッシャー」の特典映像。
ギャンブラーと言うより子供の心を持つ男レフン。
独白のシーンで髪や口元に何度も手をやり、手持無沙汰に指をブラブラさせる姿や言動は大人の男(妻子あり)の映画監督にはまるで見えず思考がふわふわの小学校低学年の男児のよう。
妻が頭を優しく撫でて話を聞いてあげる彼への対応も夏休みの宿題が終わらずに泣きそうな息子を慰める母親みたいだ。
今までに見た映画監督史上最も経験値に基づく自信や威厳にカリスマ、指導力が皆無なポンコツっぷりなんだけど、周囲の人間がこいつ本当にしょうがねーな…と思いつつもレフンの可愛げに免じて生温かい目で見守りながら面倒をみてやるか的なアットホームな雰囲気が伝わってくる。
無計画で幼児性が高いが故にそれが作品に功を奏した稀な例だと思う。
「ブリーダー」の主人公レニーはまんま監督がモデルなんだな。
娼婦とトニーのシーンのリハーサルで中学生が必死で考えたような自分が書いたセリフを言えずに口ごもり照れるレフン。
「プッシャー2」のカートは主役のトニーより更にアホでイカれてて可笑しくて味があると思ってたらまさか素に近い雰囲気で演じてたのにはびっくりw
薬物の影響で突然不機嫌になるカートに目を合わせられなくてアワアワしながら必死におだてる監督に笑う!
こういうピンチでもチャンスや映像媒体に仕立て上げてしまう図太さを持つレフンはやっぱりギャンブラーなのかもしれないと考え直した。
悲惨だけど喜劇のようで面白くて興味深い作品。
いとJ

いとJの感想・評価

4.0
『プッシャー』のDVD特典映像。
レフン監督は『プッシャー』について、「選択を迫られた男の物語を描きたかった」と語っていますが、このドキュメンタリーでのレフン監督は映画本編以上に窮地に陥っています(笑)。
時間をかけて撮った映画が酷評、負債で口座はマイナス、会社は経営破綻で会計士とミーティングをする毎日、子どもの養育手当でなんとか生活。

これらを打破するために作ることを決めたプッシャー続編2作。しかし、『プッシャー2』は犯罪歴のある素人を俳優として起用したために、セリフを覚えてくれない、プロモーションで誤解を招くといった、さらなる危機的状況をレフン監督に与えることに……。

非常に苦しい(けど面白い)、短いですが見応えのあるドキュメンタリーです。
だびー

だびーの感想・評価

3.3
『Fear X』の興行的失敗で作った借金の返済と映画の製作費の捻出に奔走させられ、台詞を覚えられない役者(カート!)に最後はブチ切れて「台詞なんかどうでもいいんだよ!」と開き直り、一度は完成した『プッシャー2』を出資者の意向で一から編集し直したりと、踏んだり蹴ったりのレフンも今や世界的な人気を誇る映画監督の一人。この頃にレフンがやった事は正にタイトル通りギャンブルな自転車操業なんだけど、それでもまあ人生何とかなるもんなんだなと独りごちる。
yoeco

yoecoの感想・評価

2.5
ガスター10的な胃炎の薬飲みながら、大こけしたfear Xで膨れ上がった借金のやりくりをするレフンを撮ったドキュメンタリー。プッシャーのときは小生意気な若造だったのに、すっかり額も後退しちまって…。

金策に走るレフンが、プッシャーのフランクの写しに見えてくるけど、全てを終わらせてくれる銃も無く、エンドロールが終わってもまだまだ生活はつづくよ!

またこういう時に子ども産まれたりすんだよね
10
>|