まあなんかそんなに新しい話をしているとは思えなかったんだよな。
ドラマは基本的に排除されていて、ユーモアと構造の面白さと社会的なメッセージは受け取ったけど後者二つには新鮮味がなく…
こういうメタ…
ルーマニア軍が起こしたユダヤ人虐殺事件を演劇で再現しようとするがなかなか上手く進まなくて...というお話
『アンラッキーセックス』でもそうだったが、この監督はルーマニアの負の歴史を容赦なく軽快な語…
2022/6/14
タイトルは1941年、ルーマニア軍の最高指導者が宣言した言葉で、その直後に“オデッサの虐殺”が発生。その負の歴史をショーとして再現し、現代人が罪と向き合うことを提案したい女性演出…
ジェレミー・デラーの≪オーグリーブの戦い≫よろしく、この映画のもっているドキュメント性、そしてアートとしての矜持を映画に昇華している気がした。
00年代にヨーロッパのアートで起こり始めた
歴史への…
ルーマニアのユダヤ人虐殺を告発する演劇を準備する女演出家。歴史修正や矮小化、別の事例を持ち出した相殺、加害責任回避、戦争犯罪の正当化、レイシズムなどを根拠にさまざまな難癖をつけてくるおじさん(一部お…
>>続きを読むイオアナ・ヤコブが十字を切った瞬間、アクションつなぎによって画面は中継の如く鮮明な映像へ切り替わり、編集やカメラワークも映画的なものからテレビ的なものへ転換する。そうなってしまったが最後、このショー…
>>続きを読む『アンラッキー・セックス』『アーフェリム!』とこの監督の作品を見てきたが、これがダントツで面白かった。主人公の演出家が参加者と口論を繰り広げる長回しの途中で雨が降ってきて、突然ブラスバンドの音が聞こ…
>>続きを読む観客と演者の間を始め、境界が多層的に張り巡らされていてかなりゾクゾクした。
歴史を語る際に、文献を頼りとして「真実」を手繰り寄せるその仕草から、歴史そのものの欺瞞を抉り出していくショーの在り方。ショ…