アクト・オブ・キリングの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「アクト・オブ・キリング」に投稿された感想・評価

いい意味で気分が悪くなる映画

加害者達が、嬉々として殺人を演じ、自分達の強さを誇示。
滑稽な女装ダンス。
被害者の親族が、笑いながら、加害者に当時のことを話す。
(結果泣くけど)
所々笑えるのに、こんなにも気分が悪くなる映画は他にない。

デヴィ夫人のスカルノ大統領も関わっているけども、日本ではあまり知られてない、世界の真実

これがまだ、世界のどこかである物語だと思うとゾッとする
とても、良い映画
credai

credaiの感想・評価

3.5
正直映像は見づらい
シーンも良くわからない物が多い(女装の踊りは何がしたいんだろうか)

ただそれでも内容が内容なだけに途中で見るのをやめられなかった

人を殺したという事実に目を背けているのか、本当に何も感じていないのか喜々として話を語る人

人を殺したという事実の重さに圧し潰されて人生が変わった人、ただそれもどこまでが本心なのかはわからない

答えは無い映画だけど、見終わった後は少し余韻に浸ってしまう映画
シライ

シライの感想・評価

3.5
私は単純脳なので完全ドキュメンタリーだと思って観ていたけど…
初見。字幕。
インドネシアにおいて共産党員の疑いがある人を大量虐殺したという歴史を加害者側からの視点で描いたドキュメンタリー。”加害者側”という視点で撮られているということが何より斬新だし、また人間の本質的な怖さをより際立たせてる大きい要因じゃないかと思います。
人を殺した時の様子を意気揚々と語り再現してるシーンは何とも不気味である。一種の集団心理の怖さを個人的には感じました。でも現在の日常生活の風景は日本にいる自分とそんなに変わらないものでそこがまた怖い。
扱ってる題材は凄く良いと思うけど映画としてみると全体的にちょっと退屈してしまった。テンポの問題なんだろうか、もう1回観たいとは正直思わなかった。
みー

みーの感想・評価

4.5
よくぞドキュメンタリーでここまでのストーリーに仕上げられたな、と感じた。

アンワルさんは明らかにこの映画を通して変わった。
孫やアヒルに対する接し方を見てても、本当は優しい人なのかなと思ったけど、1000人を殺したという罪は消えず一生苦しむのだろう。

炎が揺らぐ中、村が襲われるシーンで遠くの方で聞こえる悲鳴が印象的だった。
泣いていた子供たちもよっぽど怖かったのだろうな。そこからラストにかけてはとても見応えがあった。

で、結局どんな映画が出来上がったのだろう。あの随所に挟まれるファンタジーな世界と女装の意味は…。
はせ

はせの感想・評価

4.5
『最前線の映画を読む』で『ルック・オブ・サイレンス』を知り、先にこちらを鑑賞。

1965年。インドネシア軍上層部の将校たちが殺害され、スハルト将軍が軍事クーデターを起こし、独立の父・スカルノ大統領が失脚する(将校殺害の真相は未だに不明)。その事件を皮切りに、国内の文化人や知識人をまとめて"共産主義者"とひと括りにし、100万人を数える大虐殺が行われた。虐殺を実行したのは民兵組織プレマンだった。民兵とは言っても、実際はやくざやチンピラたちの集団で、軍人ではなく素人だ。彼らは「政府の命令」という大義名分のもと、"共産主義者"に仕立て上げられたご近所さんを次々と犯し、拷問し、殺戮した。スハルト政権は反共政権を後押しするアメリカや日本に承認され、その体制は現政権に引き継がれており、今なおその虐殺は「正しいこと」とされている。プレマンの殺戮部隊のリーダーたちは「国家の英雄」として讃えられ、地元の名士や議員となっている。
ジョシュア・オッペンハイマー監督は、かつての殺戮者たちを訪ね歩き、彼らをおだてて詳細な殺害方法を聞き出す。殺戮部隊のリーダーの一人であるアウマンに、「虐殺を映画にしないか」と持ちかける。彼らは自らを讃えるため、喜々として映画製作を行うが…

インドネシアの大虐殺が全世界に暴露された問題作。傑作ドキュメンタリー。好々爺達が楽しそうに殺人の記憶を語る姿は衝撃的。監督の視線の辛辣さと作中で製作されている映画のチープさの対比が印象深い。そして何より、「演技をする」という行動の特殊性を再認識した。たったワンシーンでも役割を演じるということが、演者の精神にここまで影響を及ぼすのか…
こう

こうの感想・評価

3.7
ずっと観ようと思ってた。
大虐殺の実行者に当時の様子を再現させるドキュメンタリー。
嬉々とした表情で拷問や殺しを語ってみせる罪人がえづくまで。
まりも

まりもの感想・評価

4.0
「インドネシア共産党員狩り」大虐殺。

加害者側。

メイクまでしで、再現しちゃう。


しゃあしゃあと、のうのうと、
野放しに、今も生きている。

と、いう事実。怖いわ。
Arisa

Arisaの感想・評価

3.4
ずっと観たかった作品。

加害者からの視点で作られる戦争・虐殺ものはあまりなく、この作品は当事者達(加害者)にその大量虐殺の時の再現をして映画を撮りましょうとけしかけていくドキュメンタリー。

最初は自慢げに自分達のした行為を堂々と演じる加害者達が怖い。
よくもまぁ、あんなひどいことをしておいて…と思ってしまうほど。

だが演じているうちに、だんだんと変化が起こる。

徐々に罪悪感に苛まれていくのである。

事細かに思い出す度に少しずつ自分達の罪に気づいたのか。


ラスト、ある場所に行った際にこのドキュメンタリーの主人公は猛烈な吐き気に襲われ、えづきだす。

その姿は冒頭の威風堂々とした姿からは想像もつかず弱々しい。

その姿をも目をそらさず、映し出すカメラ。
ドキュメンタリーの凄さを感じさせるラストであった。
虐殺をした側へのインタビュー。虐殺を肯定し、自慢げに語る人々が怖い。