出発の日に婷婷の呼びかけに答えず、画面奥へと歩く寒子に涙。デキ婚して勘当された夫婦は許され同フレームに収まるのに、社会的に隔絶された寒子はそこに入ることが許されない(寒子自ら拒絶しているようにも捉え…
>>続きを読む小学校を卒業した冬冬(トントン)が、母親の病気のために妹の婷婷(ティンティン)と共に田舎のお祖父ちゃんの家で過ごす夏休みの日々を優しさと詩情で綴った傑作。
台湾は夏休み前に卒業式があるんだな。
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台湾の風景は、多分日本人の私たちにとって懐かしみを与える要素を多く含んでいて、それは過去の自分の体験に重なる部分と継承されている文化的な懐かしみがあるのだと思う。
家も街も懐かしくて美しいのだけど…
台湾版ぼくの夏休み。ただし少しだけ治安が悪い。
お兄ちゃんに置いていかれ田舎に溶け込めないティンティンと感情が分かりづらい寒子の空気感がとても良かった。
日本のノスタルジーさに似ていてなんだかシン…
このレビューはネタバレを含みます
臺北から数日間だけ田舎にやって来て、祖父母の家で過ごす兄妹のお話。
ラジコンと亀ですぐに通じ合える子供たち、悪いことをする大人を覗き見るドキドキの時間、女の子というだけで、はぶけにされるとか、台湾…
子供の頃の記憶、親族の集まりの中に入るとみんなにチヤホヤされて中心に居るような気になるのに、大人たちが深刻そうな顔で話してる肝心な話題には入らせてもらえないあの感じ 冬冬が両親に手紙を書くシーンが…
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台湾の名匠ホウ・シャオシェンが祖父の住む田舎でひと夏を過ごす幼い兄妹の姿を通し、自然の美しさや子どもたちの友情を描く。
台北の小学校を卒業したトントンは妹のティンティンと二人、夏休みを田舎で開業…
©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan