梅雨入りしそうでしてくれない…そんなときはやっぱり夏映画第2弾『冬冬の夏休み』‼
母親が重い病気を患って入院しているとあって、父親は母親に付きっ切りになってしまう。 そこで、小学校を卒業したばかり…
列車が出る瞬間に立ち会う。これはなにか胸がざわつく映画の予感。例えば「ダージリン急行」とか「ラストタンゴ・イン・パリ」みたいに。そんなシーンと共に幕が開ける「冬冬〜」はなんでもないシーンの時空とその…
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子どもだけの時間と目線。
郷愁と心地よさが余韻で残る映画。
大人の介入が少なく、
子どもだけの時間に浸る感覚が美しい。
セリフも少なく過剰な演出もない。
だからかリアルな夏休みの余韻をしみじみ感…
過ごしたことのない夏なのに風景も家も懐かしい。
日本式建築に見えるおじいちゃんの家、仰げば尊し、赤とんぼ、そしておじいちゃんが冬冬に見せていた写真に昭和◯年と書かれていたところ。
日本統治下の残滓…
引きのカメラで観る、子どもから見た大きな台湾。一見、のどかだけど。
見ないフリとか、隠すとか、避けるとか。もう既に大人的思考と行動を身につけ出してる冬冬の描き方最高だった。
ハンズとそのお父さん…
私が男の子で、田舎に親族がいて、虫とかが嫌いじゃなかったら…こんな夏が過ごせていたんだろうか?
スタンド・バイ・ミーやグーニーズのような
少年たちが冒険し成長する物語は勿論大好き。
でも実際あ…
侯孝賢監督の少年時代がモチーフ。川遊び、奇妙な女性、厳しい祖父、扱いにくい妹が12歳の少年の目線で描かれる。不思議な郷愁を感じる心地よい映画だが、いくつかの小事件が軽い緊張感を生む。ミニシアターでの…
>>続きを読む©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan