イタリア最大の都市ローマ。若い頃に書いた小説が大ベストセラーとなった初老のジャーナリスト・ジェップは以来、毎夜快哉としたレセプションやパーティを渡り歩く日々を送っていた。
そんな彼の元に、初恋の女…
原題はラ・グランデ・ベラッツァ。大いなる美、偉大な美とでも訳すのだろうか。英語に置き換えただけの日本語タイトルは誤解を招く。アメリカ映画かと錯覚して副題がなければ見のがすところだった。2013年のイ…
>>続きを読むイタリアの有閑階級の悲喜劇を描いた本作には、バロック的な優雅さと没入感のある作風も含め、あのフェリーニが現代に蘇ったかのような感覚を覚える。巨匠の名を引き合いに出す事は、この優れた現代作家に対して不…
>>続きを読むやっぱりすごいなこの監督さん。何だかすごい撮り方の決まりすぎみたいな画がパッパカつながる始まり、もっとゆっくり見たいな、映像詩みたいなのかなと思ってたらちゃんとお話が始まって、お洒落なイタリア男、こ…
>>続きを読むThanks goodness
We still have something nice to do together
美しい映画やった、ローマってそんなに力あんのかな、
自分の人生にはまだスペ…
美の都ローマ、老いたジャーナリストのジェップが人生の最後に追い求めたものとは。
味ある親父さんトニセルヴィッロ、佇まいだけでカッコいい。
地位も名誉も手にしてお金には困らないジェップ、自らの心が満た…
65歳になるジャーナリストのジェップは、40年前に書いた小説で成功を手に入れ、それきり小説は書かず俗物的な日々を送っていた。毎晩のようにパーティーへ顔を出す彼は、ローマのセレブ界でも有名人。ジェップ…
>>続きを読む過去の不成功こそが人生に根っこをもたらすっていう話。
2時間20分もあるのに画面がダレてる瞬間がないのが何より凄い。
トニ・セルヴィッロ演じるジェップ・ガンバルデッラの俗物的で虚無感のある笑顔も…
ローマの映像が綺麗だったこと以外みるところなし。退廃的な生活を送る人々、中でも過去の一発屋のくせに偉そうな主人公。何をするでもなく夜な夜なパーティに明け暮れどうでも良いことで人の批判をしたり、女を口…
>>続きを読む見終わって時間が経つと、すごく、救われた映画だった。
海、川。人生は流れる。
ローマという街自体が、追憶の街なのではないか?
歳を取ったらまた見よう。
・初恋の人の乳房、あれが究極的な美だった。"…
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