旅芸人の記録でも見られた政治的主張を映画に委ねる青臭さがまだ残っているものの、前と比べるとウザったいところも少なくなったし、何より2シーン1カット等の長回しをさらに洗練させていたのが良い。
前作で…
1976年大晦日。雪原にいた6人の狩人たちが見つけたのは、今存在しないはずの革命軍兵士の死体。
戸惑いながらもホテル館内に運び込むと、そこから内戦後の情景と狩人たちの隠された過去が呼び起こされる。…
うーん、ギリシャの歴史や当時の社会情勢について全く知識がなかったので、わからなかった。
ただ、それでもアンゲロプロスが撮った美しいカットを楽しむことができた。今回は3時間に及ぶ大作をたったの47カッ…
アンゲロプロスワールド全開でした。
浜辺で大のオトナ2人が、ボールもないのにサッカーをしているつもりになってほんの束の間楽しむシーンが、一番グッと来ました。
ギリシャの歴史的背景を知った上で見る…
馬鹿デカいスクリーンや
飛び出す映像や
ガタガタ揺れる椅子に
慣れ過ぎていた頃に
「その場に立ってグルリと周りを見渡す」
という行為を切り取った
途切れのない映像によってもたらされる
果てしない臨…