冗長なように見えて人物の動きやカットのリズムは非常にスムーズ。シーンごとに音楽や色彩、周りの人物の視線や仕草とか、かなり細かいところまで計算されているのは間違いないが、そこにテクニックを全く感じさせ…
>>続きを読む1976年12月31日、狩人の一行がその日の狩りを終えて帰路につく最中、とある男性の死体を発見する。
その遺体はギリシャ内戦時、左派の叛徒、レジスタンスとして右派と争ったゲリラ兵のものであり、たった…
死体を部屋の中心に置いて、各々が繰り広げる会話劇(中には歌も)は、どこかシュールで面白い。
アンゲロプロス監督の作品ではよくパーティーが描かれているが、あれらは何かのメタファーではなく、単にギリシ…
アンゲロプロス監督によるギリシャ戦後史をテーマにした作品。演劇を思わせる演出で、後期の芸術性の高さは感じられず、長回しが長すぎて、そこに固執し過ぎているようで個人的には好みではなかった。
1976…
【あらゆる地の歴史】
アンゲロプロスがギリシアの近現代史を語ったとされる映画ですが、ギリシアの近現代史をほとんど知らない日本人がこの映画を見れば分かるようになる、というわけではありません。
いや…