観なければ良かったかも!?人間不信になりそうです。人肉を食らう等、戦場の容赦ない生々しさは置いておいて、戦場で精神的な障害を負う怖さは深刻です。無事生還しても、妄想で戦場と同じ行動を取る可能性もあり…
>>続きを読む再鑑賞。
前回見た時は市川版を観ていなかったのですが、改めて見比べると構造が根本的に変わることはないですね。
原作にある「ある要素」がどちらもなく、そこに変わる何か、あと「良心の呵責」の向き合い方…
このレビューはネタバレを含みます
昔カニバリズムについて調べている時に行き当たった作品(多分オリジナル版の方)。当時はなかなか観る手段がなく、こうしてリメイク&サブスクにより視聴までのハードルが下がったのは良い時代だが、本編内容はな…
>>続きを読む極限を生きる人々の様子に息が詰まる。人が石ころみたいに横たわり、命が放り出されている。希望のかけらさえない状況。戦争とは、こんなにも歪んでいる。フィクションではない。たしかに僕らの上の世代はこの地獄…
>>続きを読む原作を読んで「私はその痰に含まれた日本の結核菌が、熱帯の陽にあぶられて死に絶えて行く様を、小気味よく思い浮べた。」という情景描写が凄く印象的な一文に感じていたけれど、それが台詞はなくとも映像として観…
>>続きを読む【金子光晴の詩集『鮫(1937)』より「泡(あぶく)」:仲良く会話する死体たち】
「辛子(からし)のやうに痛い、ぶつぶつたぎつた戦争にむかつて、やつらは、むやみに引金をひいた。
いきるためにうま…
(c)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER