パラパラ漫画が動き出したかのような始まりから、色彩豊かでピースフルな自然、無機質な都会、不気味な大人の世界まで、幻想的な映像が広がっていく。
手描きだからこその懐かしい感じの温かみが心地いい。
二次…
少年の父親がある日電車に乗って出稼ぎに行ってしまう。父をなんとか連れ戻そうと、少年は旅へ・・そこは未知の世界。農民の苦しい現実があり、国際都市が開ける。父親の奏でていたフルートの音玉だけを頼りに、そ…
>>続きを読むクレヨンやパステルで描かれた田舎の色彩豊かな世界も、コラージュで作られた社会のダークなトーンの世界も美しくて、かっこよかった。
さらに、それが80分間の長編アニメーションになっていることに感動した。…
音と色彩の宝石箱。アニメーション表現のカーニバル。
そしてそれらが可能にする豊かな心象描写と社会批判。
中南米、ブラジルの発展した都市とファベーラをモチーフにしたと思われるが、貧困、格差、機械化、資…
色鮮やかな色彩と、印象的な哀愁漂う音楽。
労働環境や物質社会、環境破壊、独裁政権などへの痛烈な批判。
お父さんを探す子供のお話なのだけど、子供の目を通してブラジル、ひいては世界の実態が浮き彫りになる…
ブラジル映画にこんな素敵な作品があるとは。
この映画の訴えたいところは、視聴者それぞれであっていいんじゃないかなと思う。
それより、これまでに見たことないようなアニメーションに感銘をうけました。1シ…
原題は「THE BOY AND THE WORLD」
環から始まる世界から、直線の線路に乗って飛び出し、また環に戻る。
個と全体を巡る旅。
シンプルなキャラクター造形、重みのあるタッチのオール手書き…
このレビューはネタバレを含みます
キラキラ夢心地ムービーかと思ってたら、がっつり資本主義社会批判(ブラジルの視点から。日本は空中都市w)で不意打ち。画一化と没個性・格差社会と価値観の強要・物質主義、効率至上主義による人間性軽視、環境…
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