このレビューはネタバレを含みます
”悪の陳腐さ”を書いたハンナ・アーレントの『イエルサレムのアイヒマン』に通じる考えを監督のレオが強調して語っていて、それは事実なのか本作におけるアレンジなのかが気になった。ドキュメンタリー監督として…
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かなりヘビーな内容だが小気味良いテンポと緊張感で見ごたえのある作品であった。ユダヤ人迫害当時の映像は目を背けたくなるほどの生々しさで風化しそうな負の遺産をまざまざと見せ付けられる…
ホロコーストの責任者にしてナチスの戦犯、アイヒマンを被告とする世紀の裁判。独占放送権を得たテレビチームは、ユダヤ人虐殺の非道さを世界に知らしめるべく、刺激的でエモーショナルなシーンをカメラに収めよう…
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視聴1回目 2020/5/1→2回目 2022/6/2
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"自分は他者より優秀に創られたと一度でも考えた者は、アイヒマンと同じ地平にいます。
そして一度…
【定言命法も時代的価値観の制約を受けるのではないか問題】
「およそ命法は、仮言的に命令するか、それとも定言的に命令するか、二つのうちのいずれかである。仮言的命法は、我々が行為そのものとは別に欲して…
アウシュヴィッツの真実を伝えるために奮闘したテレビマン達の話。
インターネットでいくらでも情報を世界に発信し、それを得られる今と違い、テレビが情報源とされていた時代。
誰もが名を知る戦犯の裁判の放送…
ハンナアーレントの「エルサレムのアイヒマン」がなかなか難解なので、理解の助けになるような映画ないかなと思って見た。ちなみにこれの前にはネトフリのナチスのドキュメンタリーもシリーズ全話見て、ホロコース…
>>続きを読む終始重い内容ではありました。まぁ、実在の記録映像を使用している部分もあるので、単純に作られた作品だけでは無かったせいでもあるのでしょうね
ただ、元々実際に製作した人達にスポットライトを当てて、本作…
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