海は燃えている イタリア最南端の小さな島に投稿された感想・評価 - 15ページ目

『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』に投稿された感想・評価

一見交わりのないような人たちが同じ地に生きている。
その重大さを嫌というほど思い知る。

他者とは何か。
私自身も他者でしかない。

イタリア本土よりもずっとアフリカに近い、シチリア海峡のランペドゥーザ島。漁で生計を立てる人々が静かに繰り返す日常と、同じ海を小さなボートに詰め込まれ命を懸けて辿りつく難民たちが直接交わることはない…

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Snowkuouks

Snowkuouksの感想・評価

3.5

アフリカに程近いイタリアの国境の島に過ごす漁師家族の日常と、その近海で頻繁に繰り返される難民船保護が交互に描写されるドキュメンタリー。「声高に訴えないのが良いのだ」という評価はこの映画にこそふさわし…

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Oliver

Oliverの感想・評価

3.5

すごく静かに物事が進むが、島に住む人間の日常と命懸けで海を渡ってくる移民の日常が交わることなくあえて並行することで深く現実味を帯びるドキュメンタリーだった。

生き延びるためには自分たちの愛する母国…

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ちろる

ちろるの感想・評価

3.7

非常にレビューや評価が難しい作品。
これを機内で観たのが失敗で、画質が悪く暗いので途中何してるのか全く分からないシーンが何箇所かあり、そこを含めて正当に評価できる立場ではないけれど、1つ言えるのはか…

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YUICO

YUICOの感想・評価

3.5

イタリア最南端の島で暮らす人々の生活と、その島に海を渡って各地から流れつく難民のコントラスト。

前者は漁師の島で海から恩恵を、命を、授かり生きている島の人々。後者は命をかけて死と隣り合わせの状況で…

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マグレブから一番近いヨーロッパの島で、命からがら逃げてくる難民と、これまでの生活を続ける住民を描いた映画。二者は交わることがない。ラジオで船の沈没船が伝えられても、もはやそれは日常のことなのだ。現代…

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不思議な静けさとそのなかでも現実を突きつけてくる映画。何ともいえないつかみどころのないような感覚は好きです。
いや〜渋い。絡み編むようで、絡まらないパラレルドラマ。リアル。
Yusuke

Yusukeの感想・評価

3.3
イタリアの小さな島で生活するごくごくありふれた人々の営みと、そんな生活を夢見てアフリカから命を賭してこの島を目指す難民との対比が印象に残る作品。

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