社会の理不尽さに対抗するよりも、それにもがいて社会の中でなんとか生きようとする男の話。
仕事をクビになり、家族のために、万引きGメンになる主人公。会社のために自殺や不正をもみ消す理不尽さに対し、彼…
続けてきた当たり前がピタリと止まり、自分を見つめざるを得なくなった時、その存在にゾッとしたことがある。本作の男の場合はどうか。
長年勤めて来た会社から解雇され、次の職探しに悪戦苦闘。それは世の中と向…
ヴァンサンランドンの顔が「憂鬱」という言葉を刻み込んだみたいな感じだった。すごい、俳優さんだ。
カメラのアングルも、常に人目線かつ、アップ気味で、映画の世界と観てるがわの世界が一緒、みたいなものを…
万引きした客とか不正した従業員を問い詰める場面は本当にリアルで緊迫感もあってなかなかよかったです。でも予告編・あらすじで全部収まってた。何かそれ以上の展開があると思ってたけど、何もなかったので物足り…
>>続きを読むまずい、救いようがない映画を観てしまった。やり場のない空気感が漂う。
ものすごい現実感。
詳しくは描かれていないけれど、たぶん理不尽な理由により整理解雇され失業した中年男性が主人公。
会社との裁判闘…
研修を受けても仕事に就けないティエリー・トグルドー。
失業してから1年半も経過しており焦っていた。
妻と障害を持つ子供を失業保険で養っており、失業保険が減額されたら生きていく事すら出来ないテイエリー…
現代のカット数が多い映画に慣れているとこのような一つの絵を長く使う作品が斬新に見える。
主人公が社会に感じている問題点に共感できるものの一貫して重い話なのでちょっと気が滅入った。
邦題の憂鬱とい…
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