久しぶりのダルデンヌワールド、やっぱり凄い。現代最高のシネアスト。こういう映画を見ると映画はフランス語のためにあるとさえ思う。上映後もしばし席から離れられずにいる観客たち。まるで劇場がシネフィルの聖…
>>続きを読む初期のダルデンヌ兄弟が持っていた厳しさが戻ってきたような印象を受けた。
些細なアクションが、いやアクションの一つ一つがサスペンスに化けていくかのような見事な演出。
人間の動きだけでここまで緊張感を走…
診療受付時間を1時間過ぎてるので、診療所のドアベルが鳴り響くが若い女医ジェニーは研修医が扉を開けようとするところ、強い口調で断固として断り、扉を開けなかった。翌日、身元不明の少女の遺体が診療所の近…
>>続きを読む静かだが、力強い作品だ。静かなのは、ほとんど音楽がないからだ。エンドロールで確認しても、クレジットされているのは、ただの1曲のみ。確かそれも登場人物の口から発せられた曲だ。
音楽の代わりに、たびた…
エンドロールでじんわり来た。ああ、ダルデンヌだ。
診療時間終了後の呼び鈴に応じなかった若き女性医師の後悔の物語。
玄関からの呼び鈴や電話の呼び鈴が繰り返し登場する。呼ぶ側と呼ばれる側。その間にあ…
2019.12.13
#107
第19作
パンフレットで、医師でエッセイストの海原純子さんは、この映画が葛藤を描いていて、そのキーワードに身体表現とタバコを挙げておられる。彼女のエッセイを読む…
観終わって、マリオンの8Fの喫煙所に行って1Fに降りて、ふと考えて、また8Fの喫煙所に行って9Fに上がって、1Fに降りた。そして思った。これはまさにあの格言の映画だ...と。
この前ジブリ好きの人…
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