このレビューはネタバレを含みます
今風に言えば、人生に詰んでしまったとき。目を背けたくなる怖い出来事だ。
人は本来助け合えるのだと思う。みんなが隣人であり、親切に、知ろうとすれば。
でも、そんなこと映画に教えてもらわなくても知って…
2016年12月劇場鑑賞
社会派のローチらしく、ものすごく抉ってきました。
タッチは軽いのですが観ていて終始辛いです。
行政というか、そのシステムに観ていてすごいイライラするんですね。
日本のお役所…
ケンローチ監督、イギリスのおじいちゃん大工が心臓に病が見つかり職を失い、社会支援に受けようというところから物語スタート。結局複雑な社会支援から漏れてしまう人々を描いた作品。これはみんなに見て欲し…
心臓病を患い仕事が儘ならないダニエルとシングルマザーのケイティに二人の子供。貧すれば鈍する社会への徹底的な反骨と自分を顧みない他者への温かみ。それを以ってしても打つ手がない状況の無情さに胸が締め付け…
>>続きを読むユーモアを交えながら、社会の問題点を指摘するスタイルはさすがイギリス映画って感じ。同様にこの手の映画はいきなり終わるから違う意味でドキドキ。
案の定、ダニエルのお葬式でエンド。
申し立てができる…
イギリスの福祉政策の非情さが垣間見えた映画でした。
大工として実直に働いてきたダニエルですが、心臓病によりあっけなく生活の基盤が揺らいでしまう。
手当を受け取る為の手続きが煩雑すぎる。手当を受け取ら…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016