緑色の部屋に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『緑色の部屋』に投稿された感想・評価

3.4
セシリアかわいい。彼女が死んだ方がきれいだった気がする。死の中でしか生きられない世界に残すなんてかわいそう。

死者しか愛せない、死者しか敬うことが出来ないという感覚がどうしても理解できなくて、トリュフォーの中でも個人的に取り扱いかねる映画。死者はちょっと前まで、この主人公が疎ましがっていた生きている者と地続…

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トリュフォー&アルメンドロスによるロウソク3部作最終作。同年公開の「天国の日々」と並ぶ自然光撮影の到達点
3.9

 やや感傷的すぎると感じる。女性が街を歩く軽快なリズムのトリュフォー映画が好きなので好きな方ではない。けれどこの映画のカラーはとても素晴らしく、車のライトがオレンジ色に光っているのを観ると心があらわ…

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RIO
4.0

亡くした人の代わりはいない

新しい人生を始めることが何故駄目なのか
亡くなった代わりになる人をどうして受け入れられるのか
ジュリアンは戦争で友達をみんな亡くし悲嘆に暮れて死者といつも思い出の中にい…

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このレビューはネタバレを含みます

・またまた珍しいトリュフォー出演作品。
・ロッセリーニ譲りの感情を前面に表さない手法をとりながらも、クライマックスにはヒッチコックばりの種明かしを持ってきている。そして、トリュフォーらしい風変わりな…

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4.0

 第1次世界大戦から10年後の1928年、フランス東部の小さな町。ジュリアン・ダヴェンヌ(フランソワ・トリュフォー)は愛する人と大戦前に結婚していたが、皮肉にも自分は命からがら生き残り、妻を事故で亡…

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3.8
好きでした。
何処がと言われても上手く言えない。
蝋燭の光りの場面、よかったわ。

主人公の屋敷で度々使われる鏡。
死者を見つめることで反射してくるのは、結局は見つめている自分の鏡像。
鏡の中で動くその像は紛れもなく生きている証拠。
死者は見つめられてはいない。
再生したあの場所で…

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BON
3.7

「ロウソクの三部作」最終作。イギリスの作家ヘンリー・ジェイムズの小説を下敷きとしたトリュフォーの中ではマイナーな作品。

若くして最愛の妻ジュリーを失い、以後40代になった今も独身を続け、…

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