やや感傷的すぎると感じる。女性が街を歩く軽快なリズムのトリュフォー映画が好きなので好きな方ではない。けれどこの映画のカラーはとても素晴らしく、車のライトがオレンジ色に光っているのを観ると心があらわ…
>>続きを読む亡くした人の代わりはいない
新しい人生を始めることが何故駄目なのか
亡くなった代わりになる人をどうして受け入れられるのか
ジュリアンは戦争で友達をみんな亡くし悲嘆に暮れて死者といつも思い出の中にい…
このレビューはネタバレを含みます
・またまた珍しいトリュフォー出演作品。
・ロッセリーニ譲りの感情を前面に表さない手法をとりながらも、クライマックスにはヒッチコックばりの種明かしを持ってきている。そして、トリュフォーらしい風変わりな…
第1次世界大戦から10年後の1928年、フランス東部の小さな町。ジュリアン・ダヴェンヌ(フランソワ・トリュフォー)は愛する人と大戦前に結婚していたが、皮肉にも自分は命からがら生き残り、妻を事故で亡…
>>続きを読む個人的に面白さを言語化するのが難しい筆頭がトリュフォーの映画なのだが、この作品も同じで、特別素晴らしい部分というのはぱっと思い浮かばない。しかし面白かった。見入ってしまったというほうが正しいかもしれ…
>>続きを読む主人公の屋敷で度々使われる鏡。
死者を見つめることで反射してくるのは、結局は見つめている自分の鏡像。
鏡の中で動くその像は紛れもなく生きている証拠。
死者は見つめられてはいない。
再生したあの場所で…
「ロウソクの三部作」最終作。イギリスの作家ヘンリー・ジェイムズの小説を下敷きとしたトリュフォーの中ではマイナーな作品。
若くして最愛の妻ジュリーを失い、以後40代になった今も独身を続け、…
これもある種のPTSDであろうか。死者への執着がいきすぎる男はマイ祭壇を作ってしまうのであるが最も愛した嫁と最も憎ったらしいおっさんを一緒に合祀する事が解せず、可愛い現世女子(このナタリー・バイは田…
>>続きを読むフランソワ・トリュフォー監督作品。
ネストール・アルメンドロス撮影。
1928年フランス東部の小さな町。フランソワ・トリュフォー演じるジュリアンは、新婚早々に亡くなった妻ジュリーに愛情を抱き続け、家…