マツモトタクシー

ベロニカとの記憶のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)
4.0
リテーシュ・バトラ監督作品


頑固でクセの強いトニーは老境に入り年金暮しをしつつ趣味の中古カメラ店を営んでいる
足を怪我した元妻マーガレットに代わり妊娠中の娘スージーに嫌々ながら付き添い妊婦教室に参加したりしている

ある日、弁護士事務所から手紙を受け取ったトニーは不可解な気持ちになる

若い頃に初めて出来た恋人ベロニカ
その母親のセーラが遺言として残した自分宛ての手紙だった。。
手紙には親友で自殺してしまったエイドリアンに関する思い出の品を残したと書かれていたが肝心の思い出の品は同封されていなかった。。

何故、元彼女ベロニカの母親セーラが僅かな金額のお金と自身に手紙を残すのか。。
それも親友エイドリアンについて。。

奇妙な気持ちのトニーは弁護士事務所を訪れて事情を確認し思い出の品が日記であることを知る
しかし、日記は弁護士事務所ではなく遺言執行人であるベロニカの元にあるという。。

受け渡しを求める為にトニーはかつての恋人ベロニカの住所を聞き出そうとするが弁護士はベロニカ本人の承諾なしにトニーに知らせることは出来ないというのだった。。






以下ネタバレ


頑固で偏屈で皮肉屋な主人公
めんどくさい、いかにもな英国紳士😁

不可解な手紙はやがて自ら抹消していたおぞましい記憶をも甦らせことになるミステリー・ドラマ
そして更に胸糞な展開に。。

記憶も蘇り嫌な展開だけど過去を振り返り反省し孫も生まれ今更ながら元妻、娘、家族や命の大切さに気付く

嫌な気持ちになりつつ観賞後は少し晴れやかな気持ちになるのが不思議😅

色々と謎な部分はそのままなので考察も楽しい🕵️
人の振り見て我が振り直せな作品😁