RAW〜少女のめざめ〜の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

RAW〜少女のめざめ〜2016年製作の映画)

Grave/RAW

上映日:2018年02月02日

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

あらすじ

16歳のジュスティーヌは厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、両親、姉と同じ獣医学校に入学。初めて親元を離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになった彼女は、新しい環境で不安に駆られる日々を過ごす。新入生通過儀礼として 生肉を食べることを強要されると、どうしても学校に馴染みたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口に する。その行為によってジュスティーヌの本性が露わになり、次…

16歳のジュスティーヌは厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、両親、姉と同じ獣医学校に入学。初めて親元を離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになった彼女は、新しい環境で不安に駆られる日々を過ごす。新入生通過儀礼として 生肉を食べることを強要されると、どうしても学校に馴染みたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口に する。その行為によってジュスティーヌの本性が露わになり、次第に変貌をとげていく。彼女が本当に求めるものとは..。

「RAW〜少女のめざめ〜」に投稿された感想・評価

しばらく焼肉とかステーキは遠慮しないと…(うっぷ)

食と性とは、まぁ、欲の一つでもあるから繋がる訳ではあるけれど、なんともセクシュアル。
日本にも鬼子母神なるものがあるし、食べてしまいたいくらい可愛い、とはよく言ったもの。

それにしても、よくそれをこんな風に映像化するなぁ…
フランスおそるべし。

綺麗な姉妹なだけにグロさは半減されるのですが、因果応報というのはフランスでも同じなのね…

噂には聞いていたけれど、確かにうっ、となるシーンもありますが、個人的にはそのシーンより、学生生活の方が嫌だわ。

ひとり静かに本を読んだり、映画を観たいと思う自分からしたら、あんな学校、一日で自主退学したい…

そんなゴミ溜めのような学校の中で、蛹から羽化する蝶のような主人公の描き方はハッとするくらい美しかったなぁ。
さすがは芸術の国、おフランス。

これ、隣が明らかにデートで観に来ているカップルでしたが、勇気あるなぁ…(自分なら終わった後会話なくなりそう)
Rina

Rinaの感想・評価

3.7
すごいものを観てしまったなあ。
ベジタリアンの少女がお肉の美味しさに気づいてしまってから暴走しまくる話。

もうちょっと食べると思ったけど、音楽の入り方とか赤が映える色調とかが好きだったから良し。
監督が女性なのも納得。
好き嫌い分かれそうだからオススメはしないけど、すごく記憶に残る映画でわたしは結構好みでした。
ユアン

ユアンの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『RAW 少女のめざめ』
考察!
完全ネタバレ!

一見での考察なので、検討外れな部分は、自由な解釈としてご了承ください。

冒頭、樹々が並ぶ広々とした道路が静止画のように数十秒映される。そこに人が現れ、カメラはそれを遠くから捉えている。この密度の低い構図はこの人物に不道徳的で野蛮な印象を与える。そして長い静寂を断ち切るように一台の車が交通事故を起こす。これは、文明が野蛮に侵される可能性を示唆しているように見える。

獣医学校に進学したジュスティーヌはベジタリアンであったが、学校の先輩からの新入生への洗礼で初めて動物の肉を食べる。この通過儀礼というべきシークエンスからこの映画がジュスティーヌの少女から大人への成長を描く物語である事がわかる。肉に対する衝動、それに伴う身体的精神的影響を、思春期における身体的変化、精神的葛藤のメタファーとして機能させている。肉を食べたことによるアレルギー反応での蕁麻疹で皮が剥けるショットは、脱皮を想起させる。サッカーをしているルームメイトの身体を睨みつけ人肉への欲求を示すショットが、思春期における異性への興味を表しているとしたら少し笑ってしまうシーンだ。

この映画は赤色が多く使われている。この映画で、赤は人間の統制の効かない危険な野生の側面。文明を脅かす野蛮性を表している。冒頭でジュスティーヌのキャリーケースが赤色であったことから、ジュスティーヌが秘めた獣性を持っていることを示している。学校にはジュスティーヌの姉がおり、ジュスティーヌは姉が持つ青い服を貰う。この青い服は、理性的な文明人のような印象を与える。これは、ジュスティーヌが最終的には文明的に立ち直ることを予告している。一方で、この青い服を手放した姉は最終的に取り返しのつかない状態に陥いるのである。

ラストの父の告白で、ジュスティーヌの人肉への目覚めは母親からの遺伝であることがわかるが、中盤あたりの布団に包まって泣き叫ぶショットは母親の子宮にいる胎児のイメージを受ける。これは遺伝的な要因であるというこの結末を予告していたように思う。そして父は、ジュスティーヌにこの宿命を乗り越えることを願う。

この映画は、少女が大人へと成長するときの葛藤を描き、人間誰しもが持つ野蛮な獣性、様々な環境によって湧き上がってくる不道徳な感情とどう折り合いをつけて人間らしく生きていくかが大人になるということだと伝えている。
liftman

liftmanの感想・評価

3.9
ひさびさに、なかなかに、グロい。
そういうのがお好みではない向きにオススメできません。

しかし、
カメラとか色彩感覚とか場面転換の後の意表のつき方とか音楽とかキャストとか、野心的でキレが良い。
そんななかでふとしたところに違和感なものをふともってきてザワザワってなります。うまいと思いました。
フランス映画特有のセンスの良さと悪趣味がうまいこと両立してるんじゃないかな。
クラブの撮り方とかも臨場感あったし。

この監督さんこれが一作目でしょうか?
次の作品も期待したいです。
マサ

マサの感想・評価

3.0
彼女はベジタリアンである!だがある時人の肉の味を覚え、自分を止められなくなってしまうのだ!最初に食べるシーンは食後に見てはいけない!野獣のようになる主人公がもうやばい!お父ちゃん…。
家族や学校に感じる違和感や苛立ち。尖る私。それらを生理的嫌悪感を通じて、伝えてくる。生肉に対抗が小さくとも、グッとくる
なお、ムダ毛処理のシーンは鍵である。
予想に反して、スタイリッシュな演出...
そしてあまり人を食べない

面白かったけど、吸血鬼物とかでこういう話ありそう...

姉の指が無くなる理由しょうもなさすぎて、笑った。

(2018年劇場24本目)
(2018年通算45本目)
たく

たくの感想・評価

3.5
少女のあの行為は普通に考えると大人に成長するためのイニシエーションなんだけど、単なる悪趣味なホラーコメディにも思えるね(オチのシーン笑った)。
自分としてはグロシーンよりも手持ちカメラでブンブン揺れる映像から目を背けてた…。

お姉さん役の人が「ブレードランナー」のダリルハンナに似てたね。
akane

akaneの感想・評価

3.6
思ったより意外と食べない。
葛藤する主人公と、本能のままに生きる姉。幼い主人公が際立ってよかった。
今時の映画らしいスタイリッシュな雰囲気もなかなか良かった。

それにしても恐ろしい大学だよ。
あそこに行く意味あるの?
食うわ食うわ食いよるわ。食シーンの音楽がバーフバリのBGMくらいに良い。