1944 独ソ・エストニア戦線に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『1944 独ソ・エストニア戦線』に投稿された感想・評価

4.0

エストニア製の隠れた佳作。
第二次世界大戦下、ドイツとソ連という大国に挟まれた小国の悲哀を、
重苦しくもリアルに描き出す。
同じ民族でありながら、ドイツ軍とソ連軍に分かれて殺し合う地獄。
まさに「地…

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本作『1944 独ソ・エストニア戦線』(原題は『1944』)の公開は2015年。監督のエルモ・ニュカネン(1962-)はエストニア共和国の映画監督。凄惨をきわめた独ソ戦に翻弄されたエストニアを描いて…

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エルモ・ニュカネン

1944年7月25日のタンネンベルク線の戦いと10月のサーレマー島のテフマルディの戦い。独軍とソ連軍の両軍に分かれて戦うエストニアの兵士たちの悲劇。
3.5

うぅ(´;ω;`)
こんな悲しい闘いいやだ。
同胞同士、辛すぎる。

ほんの数分前まで隣で笑っていた仲間が銃弾に倒れてもう二度と話すことも一緒にごはんを食べることも出来なくて…
一瞬で奪われる命を目…

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Recto
3.3

このレビューはネタバレを含みます

戦争の激しさの中で敵味方が分からなくなっていくようで物語も両軍の話がある。こういった戦争映画だとどちらかについての物語になるがこの映画はそれがなかった。だからこそどっちの軍の話なのか分かりにくくなっ…

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リアルに死にます。
善悪の区別が狂うから戦争したらダメなのよ
Nyayoi
3.7

エストニアは1940年にソ連に併合され、1941年にドイツに占領される。エストニア人が強制徴兵されドイツ兵としてソ連と戦うことになる。国が占領されたことで同胞が殺し合う悲劇。

戦っていた相手は同じ…

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 無知な私は全く知りませんでした。大体エストニア、という国すらも知らなかったです。第二次世界大戦で、短期間でソ連、ドイツに占領され、同じ国民同士が戦っていたとは!
 どちらの側でも虚しい。この作品は…

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戦争の下、翻弄されてしまう個人を丁寧に描いた作品。
大義と個々の葛藤の中で、儚さと尊さを思い起こさせてくれました。
3.8

このレビューはネタバレを含みます

独ソに板挟みをうけた、エストニア人の話。
領土問題から、エストニア人同士が殺し合う戦いがあった事実を知った。

どうして平和を唄う手段が殺し合いになるのだろう。
自由のために命を落とした全ての人に捧…

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