静かで、なにも起きてないような色彩なのに、途方もないくらい色んなことが起きていて(沸き立っていて、というほうがいいかもしれない)、変なことを言えばライカートがいなければすぐにぐちゃっとなってしまいそ…
>>続きを読むモンタナの田舎町で暮らす4人の女性たちの葛藤や泥臭い生き方をリアルに描いた群像劇。
2022年173本目。
ケリー・ライカート監督の作品は初鑑賞でした。女性として描きたいものが明確にあるという意…
原題《certain women》。冒頭の、雪山を左に、右手から来る列車のシーンの長回しにさっそく心を鷲掴みされる。蓮實重彦氏が新書『見るレッスン』のなかで、ショットの撮れる現代の映画監督としてデヴ…
>>続きを読む車や窓の使い方が本当に秀逸。
現代においてあんなスルッと馬の二人乗りというシチュエーション作れるのとか派手にすごいと思う。
どうしたって人は土地にある程度縛られてしまうし、想定してない迷惑とかかけ…
ショットの美しさを重視するシネフィルの皆さんにはやたらと受けがいいケリー・ライカート。有名ハリウッド女優をキャスティングした本作で、いよいよインディペンデントからメジャー監督への仲間入りかに思われた…
>>続きを読むとても気まずい会話、アンバランスな人間関係。
立て篭もり事件も実際はこれくらい淡々としているんだろうなと思わせる。
何もかも淡々としている。
ローラダーンの主体性のなさ、リリーグラッドストーンの孤…