泥や錆だらけの機械を見せられているのに、何故かそれら機械に魅せられてしまっている自分がいた。
小田香作品は始めてだったが、尺の丁度良さと相まって、割と好みの絵作りをしてくれる監督であった。
暗さ…
ボスニアの過酷な炭鉱での地下労働。しかしそこで鳴り響く機械の作動音、炭鉱夫がかぶるヘルメットのヘッドライトが暗闇に描く光線の軌跡に魅せられる。すべてのショットが完璧な構図におさまっていて、美しい。装…
>>続きを読むがっつり失神して寝てしまった。
映画の時間の流れは、物語に乗って進んでいくか、もしくは物語のない場合には滞留するか、に大別できる、だろうか?
この『鉱』の場合、物語はない、が、しかし時間は滞留せずに…
インダストリアル・サウンドに身を委ね、坑道奥深く、その漆黒の中に埋没しそうになる。
が、修行の足りないわたしの心が、ウロウロ彷徨って、集中を削ぐ。
自分の中で現れる言葉は、漱石の「坑夫」であり、重…
全編ショットが素晴らしすぎる。
宇宙と劇場の暗闇に親和性があるように、坑道の闇と劇場にも親和性がある訳だが、違うのは、その暗闇の中に浮かぶ光が、懐中電灯を初めとした「人の光」だということ。
先程…
「Underground」の後に観ると、何と真っ当なドキュメンタリーなことか。こんなに基本に忠実に撮れるなら、この路線で行けばいいのになと思う。さすがにタル・ベーラ監修なだけはある。町や家族や生活な…
>>続きを読む見てきたよ。
小田香監督。タル・ベーラの弟子なんだって。
映画、、、なのか??
淡々と炭鉱で働く人々をそのまま撮った感じ。でもどのショットも妙に良くて見入ってた。
正直に白状すると、見た直後は全く…
そろそろタル・ベーラの映画に手を出さないといけなくなってきた、っていうかタル・ベーラっぽいって言いたい。アピチャッポンやペドロ・コスタの土地性にタルコフスキーの異世界を感じさせる驚異的なドキュメンタ…
>>続きを読む(C)film.factory/FieldRAIN