赤線地帯に投稿された感想・評価 - 65ページ目

『赤線地帯』に投稿された感想・評価

吉原で働く娼婦たちの物語。

それぞれ様々な事情があって働いているが、登場するすべての女にもれなく絶望がある。
赤線地帯はどんな女もすべて飲みこみ、今夜も煌々とネオンを光らせている。

そしてまた、…

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し

しの感想・評価

4.3

女の生き方の力強さ、というよりは女の生き方の生み出すドラマの物語としての豊かさを溝口は題材として選び取ったのだと思う。そして女の生き方は往々にして強さというよりむしろ弱さに満ちており、物語は状況を俯…

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たなか

たなかの感想・評価

4.8

遺作だったとは知らなかった、というわけで初溝口作品鑑賞

DVD視聴で音声、映像共にレストアのクオリティ低めな気がした(古い作品なので仕方ないとは思うが)ので序盤入り込みずらかったかな、名画座フィル…

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kzm

kzmの感想・評価

5.0

傑作ですね〜 5人の女性のそれぞれの生き様をそれぞれの交流を交えながら、描いていますね。 娼婦達を主人公として置くことが斬新に感じました。改めて今の時代に観ると、ダイバーシティーを意識しているとも…

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「夢の里」でプリズムする吉原の女たちの哀しみ……。『残菊物語』から通底するペーソス。溝口のカメラはそこに寄り添いながらも対象を遠ざけ見放し置き去りにする。名画。

「ちょ、ちょっと…」

あのフザケタ音楽が凄く活かされてて、ラストがめちゃくちゃ怖い。それはあの娘の未来が見えてしまったから…

「俺たちはねぇ、政治の行き届かねえ所を補ってるんだ。国家に代わって社…

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k

kの感想・評価

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黛敏郎の音楽が、彼女たちの物語を悲劇的にすることなく、むしろ庇っているように感じた
S

Sの感想・評価

3.4
女の人って、たいへん。
お金を稼ぐってたいへん。

女に執着するのだけはよそうと思った。

「噂の女」は遊郭の女主人と娘の確執と和解に焦点が当てられていたが、本作はそこで働く娼婦たち(主に5人)の群像悲喜劇。
兎に角、キャストのキャラが全員立ちまくりで、スクリーンに吸い込まれるように夢中に…

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日本人の映画監督で海外から評価を受けている監督。
例えば小津安二郎や黒澤明、成瀬巳喜男、鈴木清順、大島渚、北野武、、、
は、評価されるのが十分に理解できるほど、文化背景を的確に描きつつも独特なカメラ…

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