吉原で働く娼婦たちの物語。
それぞれ様々な事情があって働いているが、登場するすべての女にもれなく絶望がある。
赤線地帯はどんな女もすべて飲みこみ、今夜も煌々とネオンを光らせている。
そしてまた、…
女の生き方の力強さ、というよりは女の生き方の生み出すドラマの物語としての豊かさを溝口は題材として選び取ったのだと思う。そして女の生き方は往々にして強さというよりむしろ弱さに満ちており、物語は状況を俯…
>>続きを読む遺作だったとは知らなかった、というわけで初溝口作品鑑賞
DVD視聴で音声、映像共にレストアのクオリティ低めな気がした(古い作品なので仕方ないとは思うが)ので序盤入り込みずらかったかな、名画座フィル…
傑作ですね〜 5人の女性のそれぞれの生き様をそれぞれの交流を交えながら、描いていますね。 娼婦達を主人公として置くことが斬新に感じました。改めて今の時代に観ると、ダイバーシティーを意識しているとも…
>>続きを読む「ちょ、ちょっと…」
あのフザケタ音楽が凄く活かされてて、ラストがめちゃくちゃ怖い。それはあの娘の未来が見えてしまったから…
「俺たちはねぇ、政治の行き届かねえ所を補ってるんだ。国家に代わって社…
「噂の女」は遊郭の女主人と娘の確執と和解に焦点が当てられていたが、本作はそこで働く娼婦たち(主に5人)の群像悲喜劇。
兎に角、キャストのキャラが全員立ちまくりで、スクリーンに吸い込まれるように夢中に…
日本人の映画監督で海外から評価を受けている監督。
例えば小津安二郎や黒澤明、成瀬巳喜男、鈴木清順、大島渚、北野武、、、
は、評価されるのが十分に理解できるほど、文化背景を的確に描きつつも独特なカメラ…
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