母親に振り回されながら母親から離れられない娘
父親の存在を否定したい息子
コロンバスで出会う重りを抱える二人の交流とモダニズム建築という常識を打破する意匠の対比が静かに描かれる心地好さ。
初回の劇場…
父を見舞いにきた男性と図書館員女性の物語。
終始静かな雰囲気&2人のやり取りが心地良く、数々のコロンバスのモダニズム建築による凝った構図は斬新で魅力的でいつまでも見ていたかった。
見る&住むだけでな…
韓国系アメリカ人監督「コゴナダ/Kogonada」が、小津安二郎にオマージュを捧げたという初長編作。
コゴナダという名は、小津安二郎の『晩春』〜『秋刀魚の味』までの全作品の脚本に関わった野田高梧(の…
観終わった後、とてもいいものを観た感覚になれる。建築に彩られたコロンバスという街を舞台に、男女の淡く、ほんとに淡い感情をしっとり描いている。
場面の合間合間に空を映したり、草花を映したりする手法は…
世代も価値観も違う"此処にいる理由"を探す2人を繋ぐモダニズムを体現した建造物。その魅力を最大限に活かす奥行きを強調した幾何学的な構図と平静な色彩設計,会話から現代に生きる人の人生が浮かび上がる。出…
>>続きを読む「モダニズム建築への恋文」という謳い文句の通り、建築の描き方が良かった。また同様に小津安二郎へのオマージュを感じさせる構図、特に定点からの廊下や人と人との会話の撮り方はまさに小津安二郎。音楽は、Ha…
>>続きを読む(2020年100本チャレンジその32)
なんだろう、劇的なストーリー、大袈裟な台詞はないんだけど、美しく、心に残る作品だった。Kore-eda的?
コロンバス/ インディアナに建築を観に行って…
コロンバスに留まっているケイシーとジンが出会うときの移動撮影。柵越しの会話をぬけて教授が倒れたという場所を見る。つまり、2人は建物を巡って同じ一つの対象を見ることによって交感の瞬間をつくるのだ。それ…
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