ライフ・イットセルフ 未来に続く物語の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」に投稿された感想・評価

ジ

ジの感想・評価

3.9
構成もテーマも新鮮で素敵でした。
特に「信頼できない語手」というテーマはとても素敵。観たらわかります。笑

自分の選択の全てが人生そのものに影響すると勘違いしがちだが、意図しない結果や運命という要素は人生に必ずある。なので、人生の荒波や悲劇は必ずしも自分のせいではない。当たり前なことに感じるけど、これを再認識できただけでこの映画の価値を感じれたと思う。

ただでさえ涙がこぼれたけど、
この映画を観る前に何か自分にとって悲劇が起こっていたら、もっともっと大きな衝撃を受けていたのだと思う。映画はその時の心理状態や気分で評価は変わるもんなだなって思った。

愛する人の死は怖い。
Sittan

Sittanの感想・評価

4.3
思わぬところに良作あり。

観て良かった、。

個人的には、最初の出だしからもう好きでした。
えりな

えりなの感想・評価

3.9
全然ダメじゃないよ、毎日頑張ってるねって言われて抱きしめられてる気分になれたし、抱き締められたくなった
あも

あもの感想・評価

3.5
あなたの母親にも、その更に母親にも、隣に座ってる上司にも、そして今すれ違った通りすがりの人にも、
あなたが知らないそれぞれの人生ストーリーがあるんだよ、という当たり前のようで実感が持ちづらい事実を、ファミリーに焦点を当てて物語仕立てで表現した映画。
まさにファミリーツリーってこういうことなんだろうな。

"自分"視点だと本来ツリーを下から上に遡って辿っていくしかないけれど、映画だからこそできるある意味"神"視点で、複数のジェネレーションを跨いでツリーの上から時系列になぞる、というストーリー構成が新鮮に感じた。
まお

まおの感想・評価

2.0
主役がいないから感情移入しづらかった
第一章の演出が苦手。客観的に自分を見る手法
最後の3分だけいい、映像がものすごく綺麗。それだけかな
信頼できない語り手。
でも真摯な聞き手。
僕はあなたで、あなたは僕。

〜〜〜

2019年最後に観た映画。
ふさわしかった。
涙は最初から何度も溢れたよ。

〜〜〜

ボブディランの『タイムアウトオブマインド』を背景にしながら時間を超えて人が繋げていく事の意味を問う作品。
脚本が素晴らしいという噂は聞いていたけれど、

でも、伏線回収とか運命的な出逢いとかは作品の本筋とは全然関係ないように思えた。

主題はど真ん中だけれど、
やっぱり『信頼できない語り手』。

このテーマ硬質なようで、現代文学でも欠かせない要素。
語り手が語ることは必ずしも正しくない。それが主人公であっても、ナレーターであっても。
僕らは嘘をつくし、記憶違いもざらにある、妄想だらけで事実を捻じ曲げる。そして、その上で物語っていく。
語ることは、つまり騙ること。

これは実は凄く恐ろしいこと。
僕らは結局自分で語ることしかできないのに、それが信頼できないとなると(小さいトラウマや薬の副作用などそれは色々な深度で訪れる)、僕らは破滅してしまう。

シェイクスピアのような原点古典でも主題となるし、古典ミステリーみたいにどんでん返しで意表をつく技にもなるけれど、
一方で、ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロ作品みたいに、「信頼できない語り手」は人間の持つ「揺らぎ」を確かにそっと伝えられたりする。
本作品も、初っ端は、ただ驚かせるようにエンターテイメント的に「信頼できない語り手」を用いてくるんだけど、
後半からはそれは人間への優しい眼差しになっていく。ヒトは不安定だから、いいんだよって。

そして、めちゃくちゃ面白かったのは『信頼できない語り手』の二歩先をこの作品内で打ち出してまうこと!!
二人の祖母のよって、その答えは導き出される。

1.一つ目は、主人公の奥さんが出す答え。語り手は信頼できない。唯一信頼できるものは地の文だけ。それを人生に置き換える。僕らの一人一人のストーリーは信頼できない。でも人生で今目の前で起こる一つ一つの出来事(人生の地の文=Life itself)は信頼できる、ユリイカ!
正に彼女が人生で味わった全ての重苦を丸ごと肯定する、この力強さと儚さ。

こうして作品は前半部を終える。
でも、彼らを巡る人生は、創り話だからこそってくらいめちゃくちゃに交差していく。悲劇は悲劇を呼び、人生の絶望は一人一人に課せられていく。

じゃあ、本当に人生そのものは信頼できるのか?
愛するものは愛を知った時に死に、死は死を手繰り寄せそれを離さない。裏切りや嫉妬はやがて無力感に繋がり、後悔しても苦労に耐えても人生は報いない。一人一人お別れしていく。

2.そんな中で、最後に提示される、もう一つの答え。
それは、僕らの物語は僕らだけの物語じゃないってこと。
一人一人のヒトは信頼できない。そして、人生だって信頼できない出来事ばかり起こる。
でも、この物語は実は一人一人の物語じゃない。
だからこそ、この長い物語を私は信頼する。
できるじゃなくて、する。
親や祖父や祖母、更にずっと先祖から、大きな物語が続いてる。昔からずっと(タイムアウトオブマインド)、愛を伝えてきて。
だから、私の物語は私じゃ終わらない。もっともっと幸福な展開が私の子どもたちを待っているかもしれない。ハッピーストーリーになるかもしれない。頼むから幸せな物語を紡いで、私に見せてね。あなたの物語は私の物語だから。
あなたは私だから。
だから私は信じる。

〜〜〜

信頼できない不安定さの上で、時代を超えて紡がれていく家族や人々の歴史(=物語)こそが信頼しうる。

観た後にめちゃくちゃ頭を捻ったけど、
まだ自分でもこの逆説の三段論法は腑に落ちていないから、考え続けなきゃいけないみたいだ。

でも、この作品にはかなり心が揺れたから、
きっと自分には大切なテーマだと思う。

〜〜〜

信頼できない語り手についての面白いTEDがあったよ。
https://youtu.be/O_MQr4lHm0c
える

えるの感想・評価

3.2
#映画 #eiga #movie #シネマ #映画好きと繋がりたい
『This is Us』の制作監督の作品らしく、仕掛けをあちこちに組み込みながら、人間を丁寧に描いています。
「信頼できる語り手」はいるのか…
いくつかの物語は最後に一つに収束します。
これはある程度予測がつく展開でしたが、それぞれの物語もとても濃密に作られています。
しかし、ひとつひとつの不幸があまりにも不幸すぎるのです(;_;)
辛かった…。それでも人生は続いていくのだなぁ。
どっしりした二時間でした。
ボブ・ディランをよく知っていれば、もう少し浸ることもできたかもしれなかった。
kyohei

kyoheiの感想・評価

3.7
なんて言うか、不思議な感触する映画でした。
ある人とある人が出会うまでを物語にした長い年月の群像劇でした。

誰もが、誰かのヒーローであり、なんか様々な出会いやら、別れやら、きっかけがあってのこその自分なのかなぁ…とぼんやりと思った人間讃歌みたいな映画でしたね。

いろんな物語が群像劇的に続いていくので始めは、いったいなんの話なのかよくわからない…
サミュエル・L・ジャクソンのナレーションから始まるオスカー・アイザックとオリヴィア・ワイルドの話はなんとも悲劇的な展開だったので…どうなってくのと思いました。

その後二人の娘の話やらスペインの一家の話やらに移行していく群像劇になっていく。

ようやくわかったのは、これは、この人とこの人が会うまでの話でラストの語り手は、この人だったのかと…ふと府に落ちたような気になりました。

近い作品としては、『ヒア・アフター』や『KUBO2本の弦の秘密』なのかなぁ…と思いました。
2020/01/25鑑賞
第1章から5章までソレゾレの家族、年代の話となるのですが、結局一つの事故をきっかけに全部の話がつながってます。あらすじの『2つの家族』っての読んで、なぁ~んで2つなんじゃろ?って思っちまった。
出演者全員がなんかしらのトラウマを持って生きていて、それをどう克服するかって感じかな。
第一章のこの話の基となる若い夫婦の話が最初少々分かりにくく始まるのですが、旦那ちゃんが体験したことを思うと辛すぎるし、それに関わった全員がとにかく悲しい。てか…母の無償の愛よ!愛っ!
観てる側もラストの5章でなんとか救われる感じかな。人生の荒波を乗り越えることそれが「生きる」ってコトなのです。はい。
ponta

pontaの感想・評価

3.7
信頼できない語り手 という文学的な要素を多分に含む。
みんなヒーロー。心温まるストーリー