渋谷ユーロスペースにて鑑賞。
アキ・カウリスマキ監督作品だから、観ました。
フィンランド映画。今どき珍しい35ミリフィルム上映。
難民問題をテーマに描いてはいるものの、暖かい眼差しで人間を捉えた…
このレビューはネタバレを含みます
一人ひとりの善意が希望を繋いでいた。
妹さんを運んでくれたトラックの運転手も「お金なんて取れないよ」と言っていたし、見返りを求めていない優しさというか、当たり前の行動みたいな善が温かく優しかったで…
予備知識なしでの鑑賞。
アキ・カウリスマキ監督作品。
シリア内戦で家族を失いフィンランドに来た難民の青年。
ただ一つの願いは生き別れになった妹を見つけ出し幸せにすること。
暴力から逃れても、新たな地…
いつも通り、なんて滋味深い…!ミニマムだからこそ心に染み入る世界の理。
どんな国にも善意と悪意がある。社会は世知辛いが、ひとは優しくなれる。ひとは支え合って生きていくが、結局は一人でもある。
朴訥…
ロイ・アンダーソンかと思った。
そんで、主演の人クリス・ペプラーかと思った。レビューでめっちゃ山田孝之ってあったけど、たしかにそっちにも似てた。
収容所のベランダでタバコ吸う2人と電話してる1人…
長く続く内戦に全てを奪われた青年は
たった一つ残された希望の手を引いて
国から国へ渡る
未だ見ぬ世界を探して
それは自分が幸せになれる場所でなく
消えそうな希望を守れる
あの笑顔を取り戻…
起承転結の「承」が残り30分まで訪れない。主人公2人が1時間以上も出会わない。ポーカーとか寿司のくだりは必要だったのか。レストランのオーナー役は渋くて好きだったが、まったく理解できない映画だった。
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