ストーリーは安定の松本清張。
ほほうそう来るかという感じ。
見所はやはり百恵ちゃんの
憂を纏った演技!!
アンタいくつよっていう落ち着き。
何でライターの持ち主を追わんの?とは思ったけどまぁいい…
山口百恵の三國連太郎さえも食ってしまう演技には驚いた。
この映画の撮影時彼女は何と18歳。
今の18歳でこのような雰囲気の女優など皆無だ。
彼女の人気ゆえに東宝もホリプロも稼ぎだけ稼ごうの精神で映…
百恵×友和共演作は5、6本観ている。盛んに共演作が製作された時期、僕は小学生から中学生。映画館で観たのは唯一「炎の舞」だけだ。これまで観た中で強く印象に残っているのは、社会人になってから観た「霧の旗…
>>続きを読む山口百恵バージョン。
松竹版よりも分かりやすく、桐子のサイコパス感は薄い。
優しい少女が、兄の為に復讐への蒼い炎をずっと燃やし、清楚と悪女の2つの顔を使い分け、ジワリと近づいて、トドメを刺す。
そん…
65年の倍賞千恵子版があまりに良すぎて、続けて観たで。うーむ、そもそも、よりによって、この作品。いったい誰がチョイスしたんだか。百恵本人なのかなあ。そらまあ清張ヒロインは似合いそうではあるのだが。で…
>>続きを読む原作も最初の映画化もドラマも未見だったが、1930年代の「都市と農村」問題が戦後の経済成長期になっても解消されず、「都市と地方」として残酷に残るさまをふたつの殺人事件で描くのはさすが松本清張。でこの…
>>続きを読む清張原作の二度目の映画化。原作の桐子役は百恵の希望によるもので、意欲的だが、脚本は原作に負けている。65年版の橋本忍脚本が使えれば成功作となっただろう。西河克己監督も悪くはないのだが、橋本忍脚本の6…
>>続きを読む山口百恵の行動原理が徹底して伏せられていることもあり、中盤の終わりまでは "過去と一定の距離を置いたあとの物語" に触れているような感触さえ残している。三國と愛人の関係性を彼女が把握する描写すら無い…
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