深田晃司、前作は非常にわかりやすく、表現も露骨だった。ただそれがめちゃくちゃよかったのに、今作は伝えたいことがイマイチ伝わらない…きちんと考えないと分からないし、自分自身で考えようという気持ちまで…
この作品だけはディーンフジオカをディーン様と呼びたくなる。
命を育み奪う海と過去の悲劇をバックグラウンドに若者達の恋愛が淡々と進んでいく、受け手に解釈の余地を残す作りなので、人によって感想が相当分…
インドネシアの街並みが絵になって、あー東南アジア行きたい!と終始なっていた。日の出前のコーランとか、ヒジャブとかも良かったねえ。
現実の世界で実際に起きた地震とかも描写されてるのに、ディーンフジオ…
ここ最近の深田晃司監督のフィルモグラフィーの中でも一番なかったかのようになってる本作。かくいうわたしも劇場で見逃してたのでこのタイミングで。
なかったかのようになるのもよくわかる。難解な作りではあ…
導入のインタビューシーン
カメラは話を聞く人と喋る人、カメラを操る人は同じであることを暗示する
このシーンからハッキリとわかるように、このインドネシアの物語は日本の平行世界、もしくは日本そのもので…
インドネシア舞台に太平洋戦争、スマトラ沖地震
の記憶を織り交ぜたファンタジー。
深田監督らしい不気味さも控えめながら効かせ
てなかなか良かった。
物語のベースはインドネシア人の太賀と仲間たち
の今…
魂の物語
これは、彷徨う魂の物語だと思う。
ラウが何者かというより、それぞれの魂が行き着く先を求めているのだと。
生きているとか、すでに亡くなっているとかを問わず、何かを求めて彷徨う魂の。
はるばる…
ラウはそのままの意味で海だった訳で、人を助ける愛もあれば、津波のような怖さもあり、子どもを引きずり込む恐ろしさもある。そんな海を具現化したのがラウであったんだろうって解釈をしたところですが…なぜ最後…
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