夫のためになら、マリア・ブラウンは割り切る。映画の中の言葉を使うなら、たしか「自己を確立する」だったと思う。
愛人と結婚の線引き、仕事とプライベートの線引き。母親の再婚相手を目撃した時、ベティとは反…
戦争がもたらす大河メロドラマ。だが、女は弱者や庇護される者ではなく、男を手玉にとり成り上がっていく女の一代記であり、西ドイツを象徴する女性像でもある。逆に妻の罪を被り収監される夫は東ドイツ的である。…
>>続きを読む映画的なるものの権化。
終始皆に俗人的な狂気が見え隠れしながらも、最後ヘルマンがカナダに旅立ってマリアの表層に一気に顔を出すその様は鳥肌ものであり、正に演出の妙であった。
彼女の周囲に様々な男を配…
空襲の中そんなことより婚姻届をの流れやヘルマン帰還時画面端にずーっといるの笑っていいんだよねってなった 本人たち死ぬほど真面目だからこその最上質のおもしろさ 気楽に話しかけないでって言いたい(プライ…
>>続きを読むめちゃくちゃ面白かった
冒頭の爆撃降り注ぐ中逃げ出そうとする結婚の立会人に飛びかかって書類を書かせる勇ましさにすでにその片鱗があったが、マリアは生き抜くために逞しく男たちを利用しのし上がっていく だ…
人生ベストに入りました。
冒頭の空襲結婚式が本当に良くて、絶対に最高の2時間になると確信して観れた。いい意味で2時間という時間以上の長さをたっぷりと体感した。
夫が死にましたってバーで踊る人たちに塗…
ドラマチックな傑作!
構図、美術、カメラワーク、ストーリーと、かなり好み。映画っておもしろいと思わせてくれる。
以下ストーリーに触れるためご注意を
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マリアが激動の時代…
このレビューはネタバレを含みます
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