クローネンバーグ作品の中では理解が追いつきやすい作品(笑) 魅力的な双子、卵巣限定という独特な設定、オタク心くすぐられる鉄器具、神秘的なストーリー、途中まではとても好きだったのだけれど、後半睡魔が、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ好きなやつだったー。
一人二役のジェレミー・アイアンズが最高でした!真逆の兄弟のはずがだんだん同化していく感覚。2人とも地獄へ落ちるというラストが最高でした。
◆あらすじ
カナダの…
デヴィッド・クローネンバーグ監督のサイコ・スリラー。
双子で産婦人科診療所を営むマントル兄弟。一人の女性を巡って、関係が悪化する。
"Raffaella, will you have sex w…
一人二役で一卵性双生児の兄弟を、ジェレミー・アイアンズが不気味にも見事別人のように演じる。
まるで性格が違うため、同じ人物が演じているとは思わないほど…なのに途中からはどちらがどちらかわからなくなる…
不気味でグロい描写の中にも美しさを見せる演出はクローネンバーグらしい。
補完し合いつつ生きてきた双子が、最終的に別れられるのかどうかを、人間の弱さや愛、兄弟の絆などを見せながらスリリングに描いていて…
有名女優と双子の兄弟が同一人物と思わせて入れ替わり付き合っていたのがバレて修羅場になる…とかいう単純な話ではなく。
中盤からちょっと何言ってるのかわかんない状態で。頑張って最後まで観たけど結局私には…
薬物と昆虫の足みたいな医療器具が特徴的な兄弟愛映画。
クローネンバーグは愛というものは双方が同じものを見て、感じている状態だと考えている。だから薬物が出てくるのも必然。こんなふうに互いを思い合い…
双子というより、結合双生児が2つに分かれてしまった元々1人の2人。
どんな女でさえ、兄弟の”結合部”でしかない。
弟の息が止まったとき、女を押しのけて人工呼吸する兄。
感動的な場面のはずなのに狂気…