画の美しさにウットリ。写真家でもあったんですね、アニエス・ヴァルダ。
パリの小洒落た夫婦が、夫の故郷であるポワントクールトにやって来る。浮かない表情の妻と浅薄そうな夫がああでもない、こうでもないと…
まるで中世ヨーロッパの絵画から出てきたような顔した男女のドラマ__当時のフランスの何処かの貧しい漁村をドキュメンタリーようなリアルで見せる技法__そこかしこ自由に歩き回る猫__
ヴァルダの遊び心か…
このレビューはネタバレを含みます
夫婦のお話かと思ったら、街の人々の話もたくさん混ぜこぜ!
良く言うと芸術的で抽象的、悪く言うと分かりにくくぼんやりしている、めちゃくちゃ悪く言うとよくあるフランスの雰囲気映画
私には良さがあんまり…
ヌーベルバーグの始まりを告げる1955年のアニエス・ヴァルダの長編デビュー作。
〈あらすじ〉
南フランスの海岸線に位置する、美しくも静かな田舎町ポワントクールト。この町で生まれた若い男が、久し振り…
人間間にある関係性つまりはリレーションシップが大切というのは物凄く同感できる。関わり方や時間の重要性。冬の旅を見る前に見ておこうかなと見てみたら題材は面白く画作りも力強さがあって好きなのだけど気怠さ…
>>続きを読むこの手の映画らしく画が美しくて(特に湖の辺りで2人の顔が重なる場面、ベルイマンっぽい構図)、会話の内容が面白かった。「愛が老いていく」 「2人の愛は若さを失った」というフレーズが印象的で、稲垣足穂の…
>>続きを読むついでにアニエスヴァルダ作品もU-NEXTに増えてて最高。
絵作り力半端なかった。画面の中にある物の置き方と動かし方、光と影の映し方や構図が普通な場面がない。なんかちょっとこのショット画がカッコい…
(c) 1994 AGNES VARDA ET ENFANTS