構図に趣向が凝らされている。
いわゆるアート作品。
静かで、一つ一つのカットが長くて、セリフが少ない。
説明が少ないぶん受け手によって解釈に差が生まれるあたりは映画ファン好みかと。
ただ、前半部はイ…
文明から隔離された辺境の地で暮らす5人の兄弟。皆で家の仕事をこなし、自然の中で仲良く遊んでたんだけど…
タブレット片手に、都会から不協和音がやって来た。
子どもの頃、夏休み中、田舎の祖父母宅で過ごし…
カザフスタンの広大な大地。土と河しかない。
都会から離れて閉鎖的な空間に暮らす家族7人。息子5人は仲良く生活してたんですが、いとこ?カナットの登場でちぐはぐに。彼は風邪のようにこの家庭を通り抜ける。…
東京国際映画祭にて鑑賞。
コンペティション2本目は、カザフスタン映画の『ザ・リバー』。コンペティションのラインナップが発表された当初は、アート色が強そうなイメージがあり、実はあまり興味が湧かなかっ…
外界から断絶された環境下で生活を送る五人の息子。そこへ突然現れ明らかな異物として家族内を吹き抜ける従兄弟。急速な近代化は時に「不協和音」をもたらし、ラジオ(?)から流れる世界情勢は「不安定さ」を助長…
>>続きを読む恵まれていないことを知らない幸福。
カザフスタンの人里離れた砂の土地。
そこに住む両親と5人の息子たちは独自の文化を保ちながら慎ましく暮らしいていた。
しかし、都会からいとこが最新ゲーム機を携えて…
[カザフスタン、家父長制と消費主義の壮絶なバトル] 80点
『ハーモニー・レッスン』『The Wounded Angel』から連なる"アスラン三部作"の完結編。今回のアスランは文明から隔絶された平…
【第75回ヴェネツィア映画祭 オリゾンティ部門監督賞】
新作『ライフ』が東京国際映画祭コンペに出品されているカザフスタンの新鋭エミール・バイガジン監督作品。
MUBIの作品紹介文にもある通り、設定…
【ゲーム機がモノリスに見える世界】
第35回東京国際映画祭にて上映されるカザフスタンの新鋭エミール・バイガジン最新作『ライフ』に併せて過去作『ザ・リバー』を観た。なんと、奇遇なことに日本版MUBIで…
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