ハリウッドで雑な映画ばっか撮ってたシュベンケ渾身の意欲作。
全編通して暗い色調に抑えた演出で手堅く撮られているし、会話がエスカレートして惨劇になる様も上手い。残虐描写は直接的なものはないけど、もう…
主人公の偽りの身分に薄々気付きつつも自身の保身や欲望のために目を瞑る脱走兵や、総統命令を受けた大尉という立場を利用する将校など、戦時の狂気が随所で見られた。収容所後の市街での豪遊では特に顕著に感じた…
>>続きを読む第二次大戦末期のドイツの話。対連合軍との戦いの様を描くのではなく、ナチスドイツ軍の中で起こっていた脱走兵の問題を描いていて新鮮だった。自身も脱走兵の身でありながら、偶然拾ったとある大尉の軍服を着て、…
>>続きを読む最初は弱々しい脱走兵だったヘロルトが空軍大尉の軍服を着てからガラリと雰囲気が変わり、嘘がバレそうになっても器用に立ち回る様子は、観てて緊張感があった。
大尉の地位を悪用してヘロルトの悪行がエスカレー…
恐ろしい映画だった。
しかもこの恐ろしさは、過去の出来事ではなく、現代のこの世界とも地続きだと思わされ、単なる史実ベースの映画の枠をはみ出していたと思う。エンドロールでは、登場人物たちが現代にはみ出…
権力欲に負けて
横暴の限りを尽くした
主人公だが、良心の呵責に悩み
改心…
なんて、全くしなかった!
良心の呵責ゼロ
情状酌量の余地ゼロ
救いになる要素ゼロ
徹頭徹尾
胸糞悪くて息が詰まりそう…
現代社会の写し鏡のような映画。これを観ることで改めて、今ある国や社会、会社の独裁者に目を向けるきっかけになるのでは。
彼が着ていたものは、軍服とヒトラーの影だけでなく彼の上司の姿も身に纏っていたの…
第二次世界大戦末期のドイツで実際にあったお話。
1人の脱走兵ヘロルトが偶然見つけた大尉の制服を着用して、架空の任務をでっち上げ、周りを欺いていく。
最初は生き残るため、求められる姿に寄せいたように…
Filmarks試写会にて
ヒメアノ~ルぶりにタイトル入りで痺れた
同じドイツ映画でいえば[es エス]を観ているような感覚になった
ヘロルトの言葉の巧みさ
あのときの歌
実話ベース
21歳とゆう…
© 2017 - Filmgalerie 451, Alfama Films, Opus Film