このレビューはネタバレを含みます
2025/3/16 71本目
・大量殺人を犯したチェコ・スロヴァキア最後の死刑囚、オルガ・ヘプナロヴァー。彼女の暗い生涯を描いたドラマ作品。
・モノクロで、音楽、カメラの動きも少なく、余計な編集…
安易に感想がかけるような映画ではない。
彼女が自分を理解してくれる人、受け入れてくれる人を求めていたということはよくわかる。
だが同時に彼女の身勝手さ、自己中心な性格も伝わる。
凶行におよぶその手…
このレビューはネタバレを含みます
いじめられていた過去から主観で社会全体を悪だと捉え、孤独と社会への抵抗感とその行動にこだわり続ける中、やっぱり孤独の裏返しとして何処かで寂しさは残り性的な関係を求め始める。けどそれも上手くはいかずに…
>>続きを読む頬を思いっきり、ぶっ叩かれたような衝撃。
エンドロールが終わってもしばらく動けなかった。
とにかくオルガの存在感が圧倒的。
猫背で挙動不審。不機嫌そうな顔。無口でぶっきらぼう。
もう佇まいが大好き…
画面はイーダみたいな感じ、中身はシュトロツェク的な暗ーい感じ。若くして大量殺人を犯したオルガ氏を人間として描く。
マズイ家庭環境で壊れた人間性をもって何とか人との繋がりを持とうとするが、すでに壊れて…
チェコスロバキアで最後に死刑執行された実在の女性の話。
ひたすらにエンタメ作品にならないようにカタルシスを排除抑制した演出。モノクロでBGMもない。
ホアキンジョーカーのようなタクシードライバーのよ…
沈み込むような寂寥感を醸し出すモノクロ映像と、オルガの孤独感・絶望感がすごくマッチしていて、なんとも冷え込む作品だった。
まぁまぁ置いていかれるような展開の持っていき方だった気もするけど、それはそ…